子犬の夜泣きを無視した方がいい時とは?
子犬の夜泣きを無視する時のコツや注意点とは?
子犬の夜泣きで無視や放置をしてはいけない時とは?
子犬の夜泣きがつらい時や可哀想な時は一緒に寝るもOK?
こんな子犬の夜泣きの対応に関する疑問についてご紹介いたします。
子犬の夜泣きを無視した方がいい時とは?
子犬の夜泣きを無視するかどうかは、その背後にある原因や状況によって異なります。
よって一概に子犬の夜泣きを全て無視することは得策ではありません。
かといって全ての夜泣きに対して、対応してしまうとまた違った問題を引き起こすこともありますので難しいものです。
子犬の夜泣きを無視した方がいい時とは以下の4つのケースです。
- 新しい環境への適応時期
- 子犬が1人で寝れるようにしつけをしている時
- 遊びたい時や甘えたい時
- 子犬の健康状態に問題がない場合のみ
新しい環境への適応時期
新しい家や家族に慣れるための初めの数日間は、子犬は不安から夜泣きをすることが一般的です。
この夜泣きは、環境への適応の一環として一時的に発生するもので、適切なケアや環境の整備、定期的な生活リズムを提供することで自然と減少します。
この期間中、夜泣きをすぐに慰めるよりも、一定のルーチンを維持して子犬に新しい環境に慣れさせる方が良い場合があります。
子犬が1人で寝れるようにしつけをしている時
子犬は生まれてすぐから母犬と一緒に寝て過ごします。
そのため、初めて1人で寝るというのは、子犬にとって大きな不安やストレスの原因となります。
そんな時に飼い主がすぐに駆けつけると、子犬は「1人で寝ていると飼い主が迎えに来てくれる」と学習し、夜泣きが習慣づいてしまいます。
そのため、子犬が1人で寝られるようにしつけをする場合は子犬が鳴いても無視をしましょう。
子犬は鳴き続けても飼い主が構ってくれないことを学習することで、次第に1人で寝られるようになります。
遊びたい時や甘えたい時
子犬が夜泣きをする原因として、お腹が空いた、トイレに行きたい、寂しい、不安などの理由が考えられます。
しかし、これらの原因をすべて確認しても問題がない場合、それは単に子犬が遊びたい、甘えたいなど、飼い主に何かをして欲しいという欲求の表れである可能性があります。
このような場合は、飼い主が子犬の欲求に応えてしまうと、子犬は「夜泣きすれば飼い主がかまってくれる」と学習し、夜泣きの習慣づいてしまいます。
そこで、子犬の欲求に応えないように無視をしましょう。
子犬の健康状態に問題がない場合のみ
子犬の夜泣きが続く場合には、病気が原因の可能性もあります。
子犬がいつもと様子が違う、食欲がない、嘔吐や下痢をするなどの症状がある場合は、早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。
特に病気の兆候は見られず、日中は元気に過ごしているのであれば上記の理由などを考えて夜泣きを放置することも必要となってきます。
逆に以下のような状況では、夜泣きを無視せずに対応することが必要となってきます。
体調不良や怪我の可能性は無視してはいけない
子犬が体調不良や怪我をしている可能性がある場合、夜泣きはそのサインとなることがあります。
このような場合、無視せずに子犬の健康状態を確認し、必要であれば獣医に相談することが重要です。
危険な状況や恐怖を感じている時は無視してはいけない
子犬が何らかの危険にさらされている、または強い恐怖を感じている場合、夜泣きは警告としての役割を果たしている可能性があります。
このような場合には、子犬の状況や安全を確認するために迅速な対応が求められます。
夜泣きの原因や状況を理解し、それに応じて適切な対応をすることが大切です。
無視することが最善の方法である場合もあれば、即座の対応が求められる場合もありますので、状況判断が鍵となります。
子犬の夜泣きを無視する時のコツや注意点とは?
子犬の夜泣きを無視する場合には、いくつかの注意点を意識しなければなりません。
- 子犬が泣き止むまで注意を向けたり、叱ったりしない
- 子犬の寝床を子犬が安心して眠ることができる場所に設置する
- 子犬が一人になれる時間を少しずつ増やしていく
- 子犬の生理的要求を満たしてあげる
- 一貫性を保ちその後の接触を強化
などが挙げられます。
子犬が泣き止むまで、決して注意を向けたり、叱ったりしない
子犬が泣き止む前に飼い主が注意を向けたり、叱ったりすると、子犬は泣けば飼い主が自分に注意を向けてくれると学習してしまいます。
そのため、子犬が泣き止むまで、決して注意を向けたり、叱ったりしないようにしましょう。
子犬の寝床を子犬が安心して眠ることができる場所に設置する
子犬が安心して眠ることができる場所に寝床を設置しましょう。
子犬が安心して眠ることができる場所であれば、夜鳴きをする可能性が低くなります。
不安や孤独を感じている場合は、飼い主のそばで寝かせてあげたり、飼い主の服やぬいぐるみをそばに置いてあげたりして安心させてあげましょう。
子犬が一人になれる時間を少しずつ増やしていく
子犬が夜鳴きをしないように子犬が一人になれる時間を普段から少しずつ増やしていきましょう。
子犬が一人でも安心して眠ることができるようになれば、夜鳴きをする可能性が低くなります。
子犬の生理的要求を満たしてあげる
子犬がお腹が空いた、トイレに行きたい、などの明確な理由で泣いている場合は、子犬の要求を満たしてあげましょう。
この場合は、子犬の夜鳴きを無視するのではなく、子犬の要求を満たすことで泣き止ませることができます。
子犬の夜泣きは、飼い主にとって大きな負担になることもあります。
しかし、上記の注意点を参考にして、子犬の夜泣きを無視することで、しつけを成功させましょう。
一貫性を保ちその後の接触を強化
無視する方法を選んだ場合には一貫してその方法を続けることが重要です。
断続的に構ってしまうと、子犬は鳴けば飼い主の反応が得られると学習してしまいます。
無視する期間が終わったら、子犬とのポジティブな接触を増やして絆を深めましょう。
遊ぶ時間を増やす、新しいトレーニングを導入するなど子犬との関係を強化する活動を行います。
子犬の夜泣きを無視する際は、子犬の安全や健康を最優先し、状況や背後にある原因を正確に理解することが非常に重要です。
子犬の夜泣きで無視や放置をしてはいけない時とは?
子犬の夜泣きで無視や放置をしてはいけない時とは
- お腹が空いた、トイレに行きたい、などの明確な理由で泣いている時
- 子犬が病気やケガをしていて泣いている時
- 子犬が飼い主に何かを訴えている時
などが挙げられます。
お腹が空いた、トイレに行きたい、などの明確な理由で泣いている時
子犬はお腹が空いた、トイレに行きたいなどの理由で泣くことがあります。
この場合は、子犬の要求を満たしてあげることで泣き止ませることができます。
夜鳴きを無視することで、子犬がお腹が空いたまま寝たり、トイレに行かずに寝たりすることになり、子犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
子犬が病気やケガをしていて泣いている時
子犬が病気やケガをしていて泣いている場合は、獣医師に相談する必要があります。
夜鳴きを無視することで子犬の病状が悪化する可能性があります。
また、季節によっては寝床が寒すぎる場合や暑すぎる場合なども考えられます。
そのような環境を放置してしまうことも子犬の体調不良を招く原因となってしまいますので注意が必要です。
子犬が飼い主に何かを訴えている時
子犬が飼い主に何かを訴えている場合は、子犬の訴えに耳を傾けてあげることも大切です。
子犬が寂しい、不安、などの感情を抱えている場合は、子犬を抱っこしたり、話しかけたりして、子犬を安心させてあげましょう。
夜鳴きを無視することで、子犬の寂しさや不安が増し、夜鳴きが悪化する可能性があります。
ここで難しいのが過度な不安の緩和と甘えの違いです。
過度な不安は子犬の精神的ストレスとなるため対応が必要となってきます。
しかし、甘えたいだけの場合には頻繁に対応してしまうと先にご紹介しましたように吠え癖がついてしまうこともあります。
子犬の様子や心身の状態などを確認しながら冷静な判断が必要となってきます。
対応方法の一つとして飼い主が見える場所で子犬を寝かせてあげましょう。
飼い主の存在を感じることで子犬の不安を解消させてあげることもできます。
子犬の夜泣きは、飼い主にとって大きな負担になることもあります。
しかし、子犬の健康や安全を守るためにも上記の点を参考にして適切な対処をしましょう。
子犬の夜泣きがつらい時や可哀想な時は一緒に寝るのもOK?
子犬の夜泣きが可哀想な時は一緒に寝ても問題はありません。
子犬が安心して眠ることができるように飼い主と一緒に寝てあげることは、子犬にとっても良いことです。
ただし、一緒に寝ることで飼い主の睡眠が妨げられてしまう可能性があります。
また、子犬が飼い主に依存してしまう恐れもあります。
そのため、一緒に寝る場合には、以下の点に注意しましょう。
子犬がぐっすり眠れるように、子犬の寝床は飼い主の寝床とは別に用意する
子犬が飼い主の寝床に登らないように柵やゲートを設置する
子犬が飼い主に依存しないように、子犬が一人でも安心して過ごせるようにしつけをする
子犬が一緒に寝ることで、飼い主と子犬の絆が深まるというメリットもあります。
しかし、一緒に寝る場合は、上記の点に注意して適切に行うようにしましょう。
また、子犬が夜鳴きをしないようにしつけを行うことも大切です。
子犬が夜鳴きをしないようにしつけを行うことで、飼い主の睡眠の妨げや子犬の依存心を防ぐことができます。
子犬の夜鳴きに耐えられない場合は一緒に寝ても構いませんが、夜鳴きをしないようにしつけをすることも大切です。
子犬の夜泣きを無視するなどの方法で、夜鳴きをしないようにしつけをすることで飼い主の負担を減らすことができます。
親犬の心音を再現することで、子犬が安心してリラックスすることができる心音装置付きのぬいぐるみなどもおすすめです。
子犬の夜泣きの対応まとめ
- 子犬の夜泣きを無視するかどうかは背後にある原因や状況によって異なるため、一概に夜泣きを全て無視することは得策ではない。
- 子犬の夜泣きを無視する場合には、子犬が泣き止むまで注意を向けたり、叱ったりしないことや子犬の寝床を子犬が安心して眠ることができる場所に設置するなどの配慮が必要。
- お腹が空いた、トイレに行きたい、などの明確な理由で泣いている時や子犬が病気やケガをしていて泣いている時には無視をしてはいけない。
- 子犬の夜泣きがつらい時やかわいそうな時は一緒に寝る方法もあるが、一緒に寝ることによるデメリットも理解しておくことが大切。