犬をクレートで寝かせる時は閉める?閉めない?性格・状況別の判断基準

2022年9月25日

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犬をクレートで寝かせる時は閉める?閉めない?性格・状況別の判断基準

犬をクレートで寝かせる時、扉を閉めるべきか閉めないべきか、迷ってしまうことはありませんか。

夜中に愛犬がクンクン鳴いたり、ガサガサとクレートの中で動き回っていたりすると、これで本当に合っているのだろうかと心配になってしまいますよね。

閉めればかわいそうな気がするし、かといって閉めなければ夜中に自由に歩き回って何かにいたずらしてしまわないかも気になるところです。

実は、こうした悩みを抱えながら試行錯誤している飼い主さんはとても多く、あなただけが特別に迷っているわけではありません。

この記事では、犬の性格や状況ごとの判断基準から、扉を閉める場合・閉めない場合それぞれの準備の仕方までを、初めて犬を迎えた方にもわかりやすく解説していきます。

読み終わる頃には、愛犬に合った選び方がきっと見えてくるはずです。

犬が寝る時はクレートを閉める?閉めない?

結論からお伝えすると、クレートの扉を閉めるべきかどうかに絶対の正解はなく、愛犬の個体差や生活環境によって判断が変わってきます。

なぜなら、犬の性格や年齢、クレートに慣れている度合いによって、扉を閉められることで安心する子もいれば、反対に強いストレスを感じてしまう子もいるからです。

もともと犬は、狭くて暗い巣穴のような場所で休むことを好む習性を持っているといわれています。

そのため、クレートトレーニングがしっかりできている子犬であれば、扉を閉めても数時間程度は落ち着いて眠れることが多いようです。

一方で、トイレを我慢させてしまう状況が続いたり、クレートに慣れていない状態で無理に閉めてしまったりすると、夜中に落ち着きをなくして吠えてしまうケースも見られます。

また、子犬か成犬かによっても向き合い方は変わってきます。

子犬のうちは膀胱がまだ小さく、長時間我慢させるのが難しいため、閉める場合でも短めの時間から少しずつ慣らしていく配慮が必要です。

反対に成犬で留守番中もクレートで落ち着いて過ごせている子であれば、夜間だけ扉を閉めることへの抵抗も比較的少ない傾向があります。

多頭飼いの場合は、他の犬とのかかわりで落ち着かなくなることもあるため、寝室を分けるなど環境面の工夫もあわせて考えてみると良いでしょう。

つまり、閉める・閉めないをすぐに決めてしまうのではなく、まずは愛犬の性格や普段の生活リズムをよく観察することが何より大切だといえます。

次の章では、具体的にどんな犬なら閉めても良いのか、どんな犬なら閉めない方が良いのかを、チェックポイントとして紹介していきます。

性格・状況別チェック!クレートを閉めるべき犬・閉めなくていい犬の見分け方

結論として、扉を閉めるかどうかは、クレートを安心できる巣穴のように感じているかどうかを基準に考えると判断しやすくなります。

理由は、犬はもともと狭く暗い場所で休むことを好む習性があり、その習性がしっかり残っている犬ほど、扉を閉められても安心して眠れる傾向があるためです。

具体的なチェックポイントとしては、まず自分から進んでクレートに入り、丸くなって眠りにつく子は、閉めても比較的ストレスが少ないと考えられます。

また、外の物音や家族の生活音がしても落ち着いていられる子や、日中もクレートの中で自然にくつろいでいる子であれば、夜間に閉めても問題が起きにくい傾向があります。

反対に、クレートに入ること自体を嫌がって逃げてしまう子や、扉を閉めた途端に激しく吠え続けてしまう子は、無理に閉めることでかえって強いストレスを与えてしまう可能性があります。

さらに、まだ生後数ヶ月でトイレのタイミングが不安定な子犬や、持病があって夜間にトイレに行きたくなりやすい高齢犬なども、閉めることで負担になりやすいので注意が必要です。

加えて、分離不安の傾向がある犬や、過去にクレートの中で怖い思いをした経験がある犬も、扉を閉めることが強いストレスにつながりやすいので、時間をかけて少しずつ慣らしていく姿勢が求められます。

このように、年齢や性格、体調、これまでの経験といった複数の視点から愛犬の様子を見極めたうえで判断することが、結果的に愛犬の安心につながります。

次は、閉めて寝かせると決めた場合に、あらかじめ準備しておきたいことを見ていきましょう。

閉めて寝かせると決めたら準備したいこと(水・トイレ・時間管理)

結論から言うと、扉を閉めて寝かせると決めた場合は、水・トイレ・時間管理の3つをセットで準備しておくことが欠かせません。

理由は、扉を閉めている間は愛犬が自分の判断で水を飲んだりトイレに行ったりすることができなくなるため、飼い主さん側であらかじめ環境を整えておく必要があるからです。

具体的には、就寝の1時間ほど前からトイレを済ませる習慣をつけておく、就寝直前の水の飲ませ方を少し調整して夜中にトイレが近くなりすぎないようにする、といった工夫が考えられます。

また、目安として長くても数時間程度で扉を開けてあげられるよう、朝の生活リズムを整えておくことも大切なポイントです。

さらに、クレートのサイズが小さすぎたり、扉にしっかりとしたストッパーがついていなかったりすると、思わぬ事故やケガにつながることもあるため、安全性の面もあわせて確認しておきましょう。

クレートの中に敷くマットや毛布が硬すぎたり滑りやすかったりしないかも、快適に眠れるかどうかを左右する要素です。

室温や湿度が高すぎたり低すぎたりしないか、季節に応じて調整してあげることも忘れないようにしましょう。

また、閉める時間が長くなりすぎていないか、日々の様子をメモしておくと、体調の変化にも気づきやすくなります。

もちろん、犬にはそれぞれ個体差がありますので、体調面やしつけの進み具合に不安がある場合は、自己判断だけで進めず、獣医師など専門家にも相談してみてくださいね。

閉めない場合の環境づくりとクレートを寝床にするメリット・デメリット

結論として、扉を閉めない場合は、クレートの周りにも安全な環境を整えたうえで、寝床としての快適さを重視していくことがポイントになります。

理由は、扉を閉めないということは、愛犬が自分の意思でいつでも出入りできるということであり、その分クレートの外側の環境もあわせて安全にしておく必要があるためです。

具体的には、電気コードやケーブル類を犬の届かない場所に片付けておく、誤って飲み込んでしまいそうな小物を近くに置かないようにする、クレート自体もしっかりと自立していて倒れにくいタイプを選ぶといった工夫が挙げられます。

扉を開けたままにしておくことで、夜中にトイレに行きたくなった時や、喉が渇いた時にも自分のタイミングで動けるという安心感があります。

また、扉を閉めない場合はクレートの入り口にカーテンのような布を軽くかけてあげると、適度な薄暗さが保たれて落ち着きやすくなることもあります。

クレートを寝床にすること自体には、愛犬が安心できる自分だけの居場所ができる、災害時の避難がスムーズになりやすいといった大きなメリットがある一方で、扉を閉めない分だけ夜中に自由に動き回れてしまい、いたずらや誤飲のリスクが完全にはゼロにならないというデメリットも存在します。

こうしたメリット・デメリットの両方を踏まえたうえで、愛犬の性格や普段の様子に合わせて無理のない形を選んであげることが、飼い主さんにとっても愛犬にとっても、安心できる眠りにつながっていきます。

-犬の寝床と睡眠