犬が夜に寝ないでウロウロ・そわそわして寝ない理由と治し方

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犬が夜に寝ないでウロウロ

犬が夜に寝ないでウロウロしているのはなぜ?

犬がそわそわと落ち着きがなく寝ないのは?

犬がうとうとと眠そうなのに寝ないのは?

犬が寝ないで吠える・鳴くのはストレス?

こんな犬がウロウロして寝ない問題に関する疑問についてご紹介いたします。

犬が夜に寝ないでウロウロしているのはなぜ?

犬が寝ないでウロウロ

犬が夜に寝ないでウロウロする理由は、生活環境が整っていない場合か病気の場合が考えられます。

生活環境であれば、愛犬の身の回りの環境や様子を良く観察して改善してあげましょう。

それでも寝ない場合、病気の可能性がありますので、病院へ連れていってあげた方がいいでしょう。

それではまず、生活環境を見直すにあたって以下の5点に当てはまらないかチェックしてみてください。

  • 新しい環境に慣れていない
  • 寝床の居心地が悪い
  • 体力が余っている
  • 分離不安
  • しつけ不足

以上5点の中で当てはまっているものがあれば、改善したりコミュニケーションを図ったりしましょう。

ではこの5点に当てはまりそうな場合どのように改善するのが犬にとって眠りにつきやすい環境となるのでしょうか。

新しい環境に慣れていない

新しく家族に迎えた子犬に多いです。

新しい環境に迎え入れられたことで寝る場所が変わりストレスを感じ寝られなくなることがあります。

クレート(屋根のついた小型の箱)にいれて飼い主の気配が感じられる寝室などに連れて行ってあげることで犬が安心して寝られる場合があります。

寝床の居心地が悪い

犬は人間の4倍の聴力を持っています。

犬が寝る場所がテレビのそばや、人通りの多い場所にあるとうるさくて寝られません。

人間の寝室をイメージして、静かで適温が保たれる場所に寝床を移してあげましょう。

特に冬には寒さによって寝付けないこともありますので、寒さ対策も必要となってきます。

犬の寒さ対策についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

体力が余っている

昼間の運動量が足りないと犬はなかなか寝られません。

小型犬であっても1日1回は外に連れ出し散歩が必要です。

散歩は運動だけでなく犬の狩猟本能を満たし、ストレス発散になります。

短時間でいいので、飼い主が小走りになるくらいの速度で散歩を取り入れましょう。

分離不安

分離不安とは飼い主と離れることで強い不安感に襲われソワソワ落ち着かなかったり、吠えたりします。

分離不安の原因はさまざまでそれによって対処法が変わってきます。

軽度の分離不安であれば、寝室を一緒にしてあげたり、飼い主の匂いのする衣服やタオルを寝床に入れてあげたりすることで解決することがあります。

重度の場合は、不安に思う原因の特定やそれに合ったしつけが必要のため悪化する前にトレーナーさんに相談しましょう。

しつけ不足

犬は賢い生き物なので、寝ないからといって一緒に遊んだり、おやつをあげたりすると犬はその楽しかったことを記憶します。

起きていればいいことがあると認識し、繰り返します。

犬が喜ぶような行動をしたことがある場合は、ただちにやめ、犬の要求を無視してください。

飼い主が以前のように遊んでくれない、おやつをくれないとわかると要求しなくなり寝てくれるでしょう。

以上5点の生活環境に思い当たるのであれば、見直しすることで、犬が夜寝ないという悩みが改善されるでしょう。

これらの生活環境を見直しても、犬が寝ない場合は病気の場合が考えられるので、一度主治医に相談することをおすすめします。

犬がそわそわと落ち着きがなく寝ないのは?

犬がそわそわと落ち着きがない

犬がそわそわと落ち着きがなく寝ないのは、環境を整えてあげると改善する場合のほかに加齢による認知症が考えられます。

人間同様シニア犬になってくると、認知症を起こす場合があります。

その影響で、昼夜逆転してしまい、夜そわそわと活動してしまうことがあります。

また認知症に限らず、他の病気による症状で興奮し寝られなくなっている可能性もあります。

食欲がなく元気がないようだったら、病気の可能性も考え、受診することをおすすめします。

認知症の場合は一度症状が出ると完治させるのは難しいですが、進行を遅らせることはできますので、気づいたらすぐに病院へ連れていくといいでしょう。

犬がそわそわと落ち着きがなく寝ない場合は、認知症やその他病気の可能性があるので、病院へ行き先生の指示を仰ぎましょう。

また犬がリラックスしやすい環境を維持してあげることも大切です。

犬の寝床が本当に寝心地の良い場所なのか、今一度環境を見直してみましょう。

犬が寝ないで吠える・鳴くのはストレス?

犬が寝ないで吠える

犬が寝ないで吠えたり鳴いたりするのは、多くの場合なんらかのストレスを受けていると言えます。

例えば、お腹が空いている、さみしい、トイレが汚いなどのストレスを解消するために吠えたり鳴いたりして要求しているのです。

したがって、それらの要求を満たしてあげることで解決する場合がほとんどです。

お腹が空いている場合には、ごはんの量が合っているかを確認し、ごはんの時間をずらすことで解決することがあります。

さみしいという要求の場合は、安心して寝られるベッドや場所を変えてみてください。

トイレが汚い場合はすぐにトイレシーツを変えてあげましょう。

特に子犬はおしっこの回数が多いのでこのような要求につながりやすいです。

犬のトイレシートの最適な交換頻度についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。

成犬になると膀胱も発達し、おしっこの回数も減るので、そこまでは大変ですが、こまめにシーツを交換してあげましょう。

犬が寝ないで吠える・鳴くのはなにかに対してストレスを感じた時の要求ですので、無視や叱るのではなく犬の欲求を満たしてあげてください。

犬がうとうとと眠そうなのに寝ないのは?

犬がうとうとと眠そう

犬がうとうとと眠そうなのに寝ないのは、睡眠の質が人間と異なるからです。

人間はまとまった時間浅い睡眠と深い睡眠を繰り返すノンレム睡眠ですが、犬は浅い眠りのみのレム睡眠です。

これは、昔オオカミだったときのなごりで、危険が起こった際にすぐに対応できるように、浅い眠りのみで睡眠を取ります。

眠りが浅いため睡眠時間が成犬の場合12~13時間、子犬の場合18~19時間必要となります。

人間からみるとうとうと眠そうにしているように見えますが、それは浅い眠りの中にいる可能性があります。

元気で食欲があれば問題ないので、静かに見守ってあげましょう。

犬が夜に寝ない原因まとめ

犬が夜に寝ない原因
  • 犬が寝ないでウロウロする理由は、新しい環境に慣れていない、寝床の居心地が悪い、体力が余っている、分離不安、しつけ不足などがある
  • 犬が寝ないでウロウロしている場合、環境を整えてあげることで解決する場合がある
  • 犬が寝ないで吠える・鳴くのはなんらかのストレスを受けている可能性がある
  • 犬がうとうとと眠そうなのに寝ないのは、睡眠の質がレム睡眠だからである
  • 犬がそわそわと落ち着きがなく寝ないのは、認知症やその他病気の可能性がある

今回は犬が夜に寝ない原因についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。

-犬の寝床と睡眠