冬の犬の寝床で気を付けることは?
冬の犬の寝床は室温何度くらいが適正?
暖かい犬の寝床の作り方は?
冬の犬の寝床でおすすめのグッズは?
こんな冬の犬の寝床に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
冬の犬の寝床で気を付けることは?
気温の変化が起こりやすい季節の変わり目は、人間にとって体調を崩しやすい季節です。
急な気温変化に身体が対応できず、自律神経が乱れて風邪をひいたり身体がだるいと感じた経験がある人も多いでしょう。
実は季節の変わり目に体調を崩しやすいのは私たち人間だけではなく、犬にも同じことが言えます。
毛に覆われている犬は寒さに強いと思われがちですが、犬種によっては寒さに弱い犬種もいるので愛犬の健康を守るためにもしっかりと寒さ対策を行いましょう。
とくに愛犬がリラックスする空間でもある「寝床」は、快適な空間を作る必要があるので寒さ対策がとても大切になってきます。
しかし、冬の寝床作りと言ってもやみくもに温めればいいというわけではありません。
冬の寝床作りを行う上での注意点もいくつかあるので、以下でご紹介していきます。
暖房器具による乾燥に注意
冬の寒さ対策を行う際に、まず使用するのがヒーターやエアコンなどの暖房器具でしょう。
暖房器具を使用していると部屋の空気が乾燥してしまいがちですが、過度な乾燥は皮膚トラブルを引き起こす原因となってしまいます。
快適な湿度は45~65%と言われているので、それよりも湿度が下がらないように注意してください。
コンセントに注意の配線に注意
暖房器具のコンセントは、犬が噛んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
コンセントを噛んでしまうと、感電してしまったり漏電して火災の原因となってしまいます。
とくに噛み癖のある犬の近くにコンセントがあると、噛んで遊んでしまう危険性があるため、ケージやストーブガードで囲うようにしましょう。
暖房器具による火傷に注意
ヒーターやストーブなどの暖房器具を使用していると、暖かい暖房器具の前を愛犬が陣取るようになるかもしれません。
しかし、暖房器具に近づきすぎると火傷の恐れがあるため、ヒーターやストーブなどを使用する際は愛犬が近くに寄れないように対策を行いましょう。
以上の3点が犬の寝床を作る際の注意点です。
暖房器具は簡単に暖を取ることができるアイテムですが、その分注意する点や危険も多いので、上手に活用するようにしましょう。
冬の犬の寝床は室温何度くらいが適正?
犬が体を震わせていたり、鼻を隠すように丸くなっていたりすと寒さを感じている合図です。
個体差はありますが室温23~26度が犬にとって快適な温度だと言われているので、寝床の温度が23度を下回る場合は何か寒さ対策を行いましょう。
暖房器具で室温を上げるのもいいですが、防寒グッズを与えると愛犬自身が体温を調整できるのでおすすめです。
暖かい犬の寝床の作り方
犬の寝床を作る上でまず大切なのが、寝床を作る場所です。
普段、愛犬が好んで過ごしている場所でも寝床には適さない場合があるので、その場所が本当に寝床にふさわしいのかよく考えてから作りましょう。
直射日光が直接当たる窓辺、テレビやトイレの横、配線が集まる場所は寝床に向いていません。
犬は気配や音に敏感な生き物です。
寝床のすぐそばを人が通ったり、音が聞こえてきたりすると落ち着いて眠ることができず、ストレスとなってしまうので人の動線から外れた場所が寝床として最適です。
またエアコンの風が直接当たる場所は、体温調節がうまくできず体調を崩してしまう原因となるので避けましょう。
適切な場所に寝床を作ったら、次は暖かい寝床作りです。
ペット用の湯たんぽや暖かい毛布、保温効果の高いベッドなどを用意して暖が取れるようにしてあげてください。
また、ケージの上から厚めの毛布やブランケットなどをかけてあげるのもおすすめです。
冬の犬の寝床でおすすめのグッズ
それでは実際に寒い冬にぴったりの暖かい寝床を作る際におすすめのグッズを3つご紹介します!
是非、愛犬の寝床作りの参考にしてみてください!
冬の寝床おすすめグッズ①毛布・ブランケット
夜中やお留守番など、飼い主の目が届かない時にも安心して使用できるのが毛布やブランケットです。
暖房器具を使用する際は火傷などの危険性がありますが、毛布は電気やガスを使用しないのでそういった心配はいりません。
毛布にくるまったり上に寝そべったり、暖をとりながら可愛らしい姿も見せてくれるでしょう。
冬の寝床おすすめグッズ②湯たんぽ
犬用の暖かグッズの中でも、人気を集めているのが湯たんぽです。
こちらも電気やガスを使わないので、「コードを噛んでしまうかも」といった心配がありません。
お湯を注いで使用するタイプと電子レンジで温めてから使用するタイプがあるので、飼い主の使いやすい方を選ぶといいでしょう。
人間用の湯たんぽは犬にとっては温度が高すぎる事があるので、厚手のカバーをつけてから使用するか、ペット用の湯たんぽを使用してください。
冬の寝床おすすめグッズ③ドーム型ベッド
ドーム型のベッドはかまくらのような形をしているので、熱が逃げにくく暖かく過ごす事ができるアイテムです。
とくに寒さに弱い小型犬におすすめのアイテムですが、中に入るのを嫌がる子もいます。
そのため、普通のベッドとしても使用できる2wayタイプのものを選ぶと安心です。
寝床で使用する暖かグッズは、飼い主の目が届きにくいので電気やガスなどを使用しないものがおすすめです。
保温効果の高いアイテムを使用して、愛犬を寒さから守ってあげましょう。
リビングなどで暖をとるにはペット用ホットカーペットなどがおすすめです。
冬の犬の寝床まとめ
- 冬の寝床では乾燥や火傷、コンセントを噛むなどの思わぬトラブルに気をつける
- 個体差はあるが、犬の適正温度は23~26度である
- 寝床は人の動線から外れた場所やエアコンの風が直接当たらないところに設置する
- 寝床の寒さ対策には毛布や湯たんぽ、ドーム型ベッドなど電気やガスを使用しないものがおすすめ
今回は冬の犬の寝床に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。