犬のおもちゃコングで事故は起こる?
犬のおもちゃコングのデメリットは?
犬のおもちゃコングの正しい使い方は?
こんな犬のおもちゃコングのデメリットや事故に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
犬のおもちゃコングのデメリット
犬のおもちゃで有名なコングはチョココロネのような見た目をしており、一方の端には小さい穴、もう片方の端には大きい穴が開いています。
中にオヤツを入れ、犬がオヤツを取り出そうと動かすことで少しずつ食べることができる知育おもちゃです。
コングはアメリカのコング社が発売しているブランド商品で、世界中で40年以上も飼い主さんや犬たちに愛されてきました。
天然ゴム100%で作られているため強く噛んでも壊れにくく長持ちし、1個1,000円程度で購入できるためコスパも良いと言えるでしょう。
そんなコングにデメリットはあるのでしょうか?
結論から言うと、コングにデメリットはないといえます!
「飽きる」「遊ばない」などの犬の性格によるものはありますが、コング自体にはデメリットがなく、多くの愛用者の方々も「知育おもちゃとして文句なし」という高評価をしています。
デメリットをしいて言うならば、愛犬がコングに夢中になりすぎて飼い主さんが構ってもらえずに寂しい思いをしてしまうことでしょうか。
犬のおもちゃコングで事故は起こる?
コングは、犬の成長にとって良い刺激となる知育おもちゃです。
しかし、使い方を間違えると事故が起こる恐れがあります。
その理由は、愛犬の成長や大きさに合うコングを使っていないことです。
まずはコングのサイズと種類をご紹介します。
コングのサイズは、XS~XLまで5種類あります。
- XS(縦56mm、横36mm):チワワ、トイプードルなどの超小型犬
- S(縦71mm、横44mm):トイプードル、ダックスフンド、マルチーズなどの小型犬
- M(縦86mm、横57mm):シュナウザー、コーギー、柴犬、フレンチブルドックなどの中型犬
- L(縦102mm、横70mm):ゴールデンレトリバー、ボーダーコリー、シベリアンハスキーなどの大型犬
- XL(縦126mm、横87mm):バーニーズマウンテンドッグ、ボルゾイなどの超大型犬
コングの種類は、ゴムの硬さによって4種類あります。
- パピーコング:一番柔らかいコング。乳歯の生え変わりの時期や子犬の甘噛みの練習用に用います。
- シニアコング:少し柔らかめのコング。噛む力が弱っているシニア犬や、柔らかめを好む犬用です。
- ブラックコング:一番硬いコング。噛む力が強い犬、噛む遊びが好きな犬用です。
- 標準コング:乳歯から永久歯に生え変わったすべての成犬に適しているコングです。
このように、愛犬の体の大きさや噛む力、性格によってコングを変える必要があります。
愛犬に合ったコングを選ばないと事故が起こる恐れがあるため、飼い主さんは慎重に選んであげましょう。
コングによる事故を2つご紹介します。
コングの誤飲
愛犬に合ったコングを選ばないと、飲み込んでしまう恐れがあります。
また、成犬になっても子犬のころに使っていたコングを使用し続けることもNGです。
子犬と成犬では口の大きさや噛む力が異なるため、パピーコングでは簡単に噛みちぎってしまったり、飲み込んでしまう事があります。
愛犬の体の大きさと、噛み方の特性をきちんと見極めて選んであげましょう。
例えば、体が小さくてもオモチャを噛むことが好きな犬にはSサイズのブラックコングが合うでしょうし、6歳以上のシニア犬になっても歯が丈夫で、オモチャを噛んで遊ぶことが好きな犬には標準コングを与えても良いでしょう。
ゴムアレルギーを発症
コングの原材料であるゴムに反応してしまい、アレルギーを発症することがあります。
ゴムによるアレルギーを接触性アレルギーといい、ゴムと接触していた部分に症状が強くあらわれます。
コングで遊び始めて手足や口周りに赤みや痒みがあらわれた場合は、コングの使用を中止してください。
動物病院で愛犬のアレルギー検査をしてみるのもオススメです。
犬のおもちゃコングの正しい使い方
コングは知育オモチャとして遊ぶことができる他に、アイディア次第で何通りもの使い方があります。
この項ではオススメの使い方やシチュエーションをご紹介します。
思う存分噛んで遊んで、噛み癖予防
子犬の時期にコングを思う存分に噛むことで、「噛むこと」の楽しさを知ることができます。
そうすることで、将来的に噛み癖を予防することができます。
とくに子犬の時期は歯の生え変わりによって歯がむず痒く感じ、「何かを噛みたい」という欲求が出てきます。
この時期に噛むことの欲求を満たさないと飼い主さんや他の犬に噛みついたり、家具や洋服をボロボロにしてしまいます。
そのため、思う存分に噛むことができるコングはとても有効的です。
オヤツの入れ方を変えてみる
コングの扱いに慣れてきたらオヤツの入れ方の難易度をアップさせてみましょう。
カリカリのオヤツだけでなくペースト状のものを入れて食感の違いを楽しんだり、大きなオヤツでフタをしてなかなか取れなくさせたり、長いジャーキーを刺してみたり。
そうすると犬はオヤツを食べたいがために噛んだり転がしたり舐めたり投げたり、さまざまな行動をします。
オヤツという報酬を得ることで達成感や探索欲求を満たすことができ、試行錯誤することで脳が活性化され、ストレス解消にもなります。
コングを投げて、追いかけさせる
コングは丸いボールと違ってチョココロネのような形をしているため、投げると予測不能なバウンドをします。
投げるたびに違う方向へバウンドするので、犬にとっては狩猟本能が刺激されるでしょう。
雨の日で散歩に行けない日でも、家の中で一緒に遊んであげてください。
首輪やリードを付けるときに使う
子犬のころから首輪やリードを付け慣れていると、今後のトレーニングにとても役立ちます。
リードや首輪を付けるときにコングを使用することで、落ち着いて付けやすくなります。
ヒザの間にコングをはさみ、犬がコングに夢中になっている間にリードや首輪を付けましょう。
お留守番させる前にコングを渡す
一人でのお留守番を楽しく過ごしてもらうためのアイテムとしてコングが大活躍します。
頭を使って試行錯誤し、体力も使い、お腹も満腹感を得られれば、寂しい思いをせずにお留守番を終わらすことができます。
犬のおもちゃコングの使い方まとめ
- アメリカのコング社が発売しているブランドで、世界中で40年以上も愛されている
- コングにデメリットはない!と言えるほど、飼い主さんから高評価の知育おもちゃ
- 使い方を間違えると事故が起こる恐れがあるため注意
- 飼い主さんのアイディア次第で、何通りもの使い方がある
今回は犬のおもちゃコングのデメリットや起こり得る事故についてご紹介しました。皆様の愛犬のおもちゃ選びの参考にしていただけると幸いです。