犬がおもちゃを振り回す理由は?やめさせた方が良い?

※この記事では広告を表示しています。

犬がおもちゃを振り回す理由

犬がおもちゃを振り回す理由は?ストレスが原因?

おもちゃの振り回し方や仕草で犬の気持ちに違いはある?

おもちゃの振り回しは子犬のうちからやめさせるべき?放っておいても自然と治る?

犬のおもちゃの振り回しをやめさせる方法とは?

今回は犬がおもちゃを振り回すことへの疑問に関してご紹介いたします。

犬がおもちゃを振り回す理由とは?ストレスが原因?

犬がおもちゃを振り回す理由

犬はボールやロープ、ぬいぐるみなどのおもちゃで遊ぶのが大好きです。

しかし、たまにおもちゃを咥えて激しく振り回す事があります。

このように犬がおもちゃを振り回す理由は何なのでしょうか?

犬にストレスが溜まっているのでしょうか?

犬がストレスを感じる原因は主に2つに分けることができます。

それは「心理的なストレス」と「身体的ストレス」です。

心理的なストレスは犬が不安や恐怖を感じる事で発生します。

  • 飼い主の機嫌が悪い
  • 家族同士が喧嘩している
  • 留守番の時間が長くなった
  • 引越しなどで環境が変わった

犬は人間と比べて五感がとても優れており、繊細で敏感な生き物です。

そのため、飼い主さんやその家族の心理的な変化、環境の変化などを敏感に感じとり、この変化に不安や恐怖を感じてしまうのです。

このような心理的なストレスが溜まっている場合には、飼い主さんとのスキンシップを増やし、優しい言葉をかけてあげると良いでしょう。

また、留守番が長いなどの場合には、留守中に気がまぎれるような一人遊び用のおもちゃを用意してあげるのも良いでしょう。

もう一つの身体的なストレスの原因には次のようなものがあります。

  • 運動不足
  • 過剰に運動させる
  • 無理矢理散歩に連れていく

雨続きで散歩に行けない時など、犬が十分に運動できていないとストレスが溜まってしまいます。

このような時は飼い主さんとのおもちゃ遊びで体を動かしてストレスを発散させてあげましょう。

逆に、犬が疲れているのに無理に運動させるのもストレスになります。

飼い主さんの遊びの誘いに乗ってこなかったり座り込んだりした時は、無理に運動させずに休ませてあげるようにして下さい。

犬の中には散歩が嫌いな子もいます。

散歩嫌いな子を無理やり散歩に連れていくのはストレスになるので注意が必要です。

室内で遊んだり、どうしても散歩の必要があるのならば、おやつを与えるなどしながら犬が楽しく散歩できる工夫をしましょう。

このように、繊細で敏感な犬は、心理的・身体的要因によってストレスを溜め込んでしまいます。

そして、ストレスを上手に発散できないでいると、おもちゃを振り回すなどのストレスサインを示すのです。

狩猟本能からくる振り回しや、単におもちゃを振り回すのが好きという場合もあります。

狩猟本能や楽しくておもちゃを振り回している場合には特に心配はないですが、激しく遊ぶうちにおもちゃが壊れる可能性があるので、壊れたおもちゃを誤飲したりしないようにだけ注意して下さい。

以上のように、犬がおもちゃを振り回す理由にはストレスの他に、狩猟本能や振り回して遊ぶのが好きといった理由があります。

ストレスが原因でおもちゃを振り回している場合には、ストレスの原因を取り除くと同時に、上手にストレス発散させてあげるようにしましょう。

おもちゃの振り回し方や仕草で犬の気持ちに違いはある?

おもちゃを振り回す犬の気持ち

犬がおもちゃを振り回す理由にはストレスや狩猟本能などが挙げられます。

それでは、犬の気持ちによっておもちゃの振り回し方や仕草に違いはあるのでしょうか?

おもちゃの振り回し方や仕草だけを見て犬の気持ちを理解するのは難しいものです。

そのため、犬の全体的な雰囲気もしっかりと観察することが重要です。

何故なら、ストレスを発散するためのおもちゃの振り回し方や仕草と、狩猟本能や遊びからくる振り回し方や仕草には、一見するとそれほど大きな違いは見られないからです。

また、犬の場合、同じ行動や仕草であっても、真逆の感情を表していることが多くあります。

例えば、犬がおもちゃを振り回しながら唸り声を上げる事があります。

犬が唸る主な理由は威嚇や警戒といったネガティブな感情です。

しかし、楽しんでいる時も唸り声を上げる事があります。

このように同じ仕草・行動であっても全く真逆の感情を表している事があるので、その仕草や行動だけを見て犬の感情を判断するのは難しいものです。

そのため、行動や仕草だけでなく、犬の全体的な雰囲気も感じ取ることが大切です。

例えば次のような場合には、ストレスが溜まっているというネガティブな気持ちでおもちゃを振り回している可能性が高いと言えます。

  • おもちゃを執拗に噛む、振り回す
  • おもちゃを噛みちぎって壊す
  • ネガティブな表情や雰囲気を感じる

ストレスが原因の場合、おもちゃを抱え込んで執拗に噛み続けたり、激しく振り回すといった仕草が見られます。

そのままおもちゃを噛みちぎって壊してしまう場合も多いです。

これらの行動に加え、犬の表情や雰囲気からも緊張感やイライラしているといったネガティブな様子が感じられます。

一方の狩猟本能や振り回すのが単純に楽しい場合も、激しい振り回し方が見られることがありますが、犬が楽しんでいる雰囲気が感じられます。

このように、犬のおもちゃの振り回し方や仕草だけでなく、全体的な雰囲気もよく観察する事が犬の気持ちを理解するポイントです。

飼育を始めてすぐは難しいですが、毎日のお世話を通じて徐々に犬の感情と雰囲気がなんとなく感じられてくるようになるので、毎日可愛がりながら観察してみて下さい。

おもちゃの振り回しは子犬のうちからやめさせるべき?放っておいても自然と治る?

おもちゃの振り回しは子犬のうちからやめさせる?

犬がおもちゃを激しく振り回して遊ぶ姿は少し怖くも見えます。

そのため、おもちゃの振り回しをやめさせた方が良いのか悩んでしまう飼い主さんも多いはずです。

このおもちゃの振り回しは子犬のうちからやめさせた方が良いのでしょうか?

それともそのまま放っておけば自然と治るのでしょうか?

また、犬が成長して落ち着いてくるとおもちゃを振り回す頻度が減る事もあります。

犬がおもちゃを振り回す要因として狩猟本能があります。

この本能によって、犬は捕まえた獲物を仕留めるために首を振り回すのです。

犬はこの狩猟の真似事をおもちゃで行い、本能を満たしていると考えられています。

そのため、おもちゃの振り回しをやめさせるという事は、犬の本能を抑え込む行為なため、犬のストレスが増してしまう恐れがあるのです。

これにより犬の問題行動が増える可能性があるため、無理におもちゃの振り回しをやめさせる必要はありません。

また、成犬になり落ち着きが出てくると、おもちゃを振り回して遊ぶ頻度が減ってくる場合もあります。

以上のように、犬はおもちゃを振り回して遊ぶ事で本能を満たし、ストレスを発散させているので、無理にやめさせずにそのまま見守る方が良いでしょう。

ただし、おもちゃを振り回して遊ぶうちに犬が興奮しすぎた時は一旦遊ぶのをやめて落ち着かせるようにして下さい。

また、振り回しているうちにおもちゃが壊れてしまった場合にも、犬がおもちゃを誤飲しないように遊びを中止しておもちゃを回収するようにしましょう。

以上の2点に注意して、安全に振り回し遊びをさせてあげて下さい。

犬のおもちゃの振り回しをやめさせる方法とは?

犬のおもちゃの振り回しをやめさせる方法

犬がおもちゃを咥えて振り回すのは本能を満たす遊びであり、ストレスの解消にもなるので、むしろそのまま遊ばせておいた方が良いと言えます。

しかし、それでもおもちゃの振り回しはやめさせたいという飼い主さんもいるでしょう。

では、犬におもちゃの振り回しをやめさせるにはどうすれば良いのでしょうか?

結論からいうと犬がおもちゃを振り回すのは本能的な面があるので完全にやめさせるのは難しいです。

しかし、おもちゃを振り回す頻度を減らす事はできます。

犬のおもちゃの振り回し頻度を少なくする方法には以下のようなものがあります。

  • 十分に運動させてストレスを溜めない事
  • 犬がおもちゃ遊びで興奮し出したら一旦遊びをやめさせる事

犬はストレスが溜まっている時にもおもちゃを振り回して遊び、ストレスを解消しようとします。

と言う事は、ストレスが少なければおもちゃを振り回してストレス解消する必要が無くなります。

犬がストレスを感じる原因は様々ですが、溜まったストレスを発散させるには十分に運動させてあげるのが1番です。

たっぷりと運動させてストレスを解消する事が、犬のおもちゃの振り回し頻度を抑える事に繋がります。

また、犬は興奮が高まりすぎる事でもおもちゃを振り回します。

おもちゃで遊んでいるうちに犬の興奮が高まりすぎてしまうと、自分自身のコントロールが取れなくなり、おもちゃを振り回して暴れるケースがあります。

このような過剰な興奮状態は犬と飼い主さん双方の怪我や事故に繋がる恐れがあるため、あまり興奮させすぎないようにしましょう。

犬がおもちゃを振り回すなど興奮のサインが見られたら、一旦おもちゃを離させて座らせたり、ゲージに入れたりして落ち着かせてあげて下さい。

しばらくして犬がクールダウンしたらまた遊んであげましょう。

このように、犬は興奮しすぎた時もおもちゃを振り回してしまうので、適度に興奮を抑えながら遊ぶようにする事でおもちゃの振り回しを抑えられます。

以上のように、犬のおもちゃの振り回しは本能的な面があるので完全にゼロにすることは難しいですが、おもちゃを振り回してしまう要因を取り除くことで頻度を抑える事が可能です。

犬のおもちゃの振り回しはダメな行為ではありませんが、もし頻度を抑えたいという場合には上記の方法を試してみて下さい。

犬のおもちゃの振り回しまとめ

犬のおもちゃの振り回し
  • 犬がおもちゃを振り回す理由にはストレス発散の他に、狩猟本能や単純に振り回すのが楽しいと言った理由がある
  • おもちゃを激しく振り回し執拗に噛む場合にはストレスが溜まっている可能性がある
  • 犬がおもちゃを振り回すのは自然な行動でありストレス発散にもなっているので無理にやめさせる必要は無い
  • 振り回しを完全にゼロにするのは難しいが、十分に運動させ、遊ぶ時には興奮させすぎないようにする事で頻度が抑えられる

今回は犬のおもちゃの振り回しについてご紹介しました。皆様の犬との関わり方の参考にしていただけると幸いです。

-犬のおもちゃ遊び