犬のおもちゃは洗う?洗わない?
犬のおもちゃの洗い方とは?重曹で洗う?
犬のおもちゃは洗濯機で洗濯できる?
犬のおもちゃを洗う頻度はどのくらい?
こんな犬のおもちゃの洗い方に関する疑問についてご紹介いたします。
目次
犬のおもちゃは洗う?洗わない?
皆さんの愛犬には、よく遊んでいるお気に入りのおもちゃがありますか?
噛むと「ピッ」と音の鳴るおもちゃや、引っ張り合って一緒に遊べるロープトイなど、様々な犬のおもちゃがあります。
おもちゃを獲物に見立てて必死に噛みついたり、振り回してみたりと、犬がおもちゃで遊んでいる姿は微笑ましいものです。
一方で「犬のおもちゃは汚れるのが意外と早い」と少し気がかりな飼い主さんもいると思います。
特にお気に入りのおもちゃほど汚れる頻度が早いものです。
そんな犬のおもちゃは洗う必要があるのでしょうか?
結論からいいますと、犬のおもちゃはこまめに洗う必要があります。
なぜなら、愛犬の口の中の細菌がおもちゃについて、雑菌が繁殖してしまったり、床のホコリや落ちている毛などが、犬の唾液と混ざり合い、くさい臭いを発してしまったりするからです。
特にぬいぐるみや布製のおもちゃは、唾液によって湿り気を保ち、雑菌の温床となりやすいといわれています。
ゴム製のおもちゃは、唾液が付いたままコロコロと床を転がるので、床も汚してしまうことになります。
そんな不衛生なものを愛犬が口にしていると考えると少し心配です。
犬の健康のためにも、犬のおもちゃは定期的に洗うようにしましょう。
犬のおもちゃの洗い方とは?重曹で洗う?
犬のおもちゃを洗う必要性は理解しているけど、いざ洗おうと思うと
「どのように洗ったらいいのかわからない」
「犬が口に咥えるけど洗剤を使っていいの?」
「おもちゃの素材ごとに洗い方を変えるのは大変」
などのような疑問がでてきます。
実は正しい洗い方を知ってさえいれば、犬のおもちゃを洗うことはとても簡単です。
犬が口に咥えても大丈夫なほど、安全かつきれいにおもちゃを洗える方法をご紹介いたします。
まず、洗うおもちゃの素材を確認しましょう。
犬のおもちゃは布製やゴム製、樹脂製のものなど多岐にわたる素材でできています。
布製のぬいぐるみやおもちゃを洗う場合には、重曹を使うのをおすすめします。
重曹はお菓子作りや、ハウスクリーニングにも使われるほど安全で万能なものです。
お店に行くと「お菓子作り用」と「ハウスクリーニング用」と分かれて売っていますが、どちらも基本的には同じ重曹です。
もし気になる方は、「お菓子作り用」を使ったほうがより安心ですね。
重曹の使い方はとても簡単で、洗面器などに水を張って、水100mlに対して小さじ1(5g)程度の重曹を混ぜます。
その洗面器におもちゃを入れて、そのまま30分ほどつけ置きします。
もし汚れがひどい場合には1時間ほどつけ置きします。
その後よく水洗いをして重曹を落とします。
たったこれだけで、重曹の弱アルカリ性が酸性の汚れをよく落としてくれます。
ゴム製や樹脂製のおもちゃを洗う場合には、どの家庭にもある中性洗剤で洗うことができます。
食器を洗うのと同様に台所洗剤で洗うことができます。
ただし音の鳴るおもちゃは穴が開いており、穴の中に水や洗剤が入ってしまうことがあります。
水や洗剤が入らないようにテープなどで穴を塞いでから洗うようにしましょう。
洗い終わったら、水で洗剤をよく落として乾かします。
おもちゃは水が完全に乾ききってから犬に与えるようにしましょう。
このように犬のおもちゃの洗い方は意外とシンプルで難しくありません。
犬が口に含むものですので、洗剤が残らないようにだけ気を付けてきれいに洗ってあげましょう。
犬のおもちゃは洗濯機で洗濯できる?
犬のお気に入りのおもちゃが1つや2つしかなければ、手洗いでも負担はそこまで大きくないかもしれません。
しかし犬のお気に入りのおもちゃが何個もあるのであれば、そのすべてを手洗いするのはかなり大変です。
「犬のおもちゃも洗濯機で洗えたら楽なのに」そう考える飼い主さんもいると思います。
結論からいうと、一部の犬のおもちゃは洗濯機で洗うことができます。
布製のぬいぐるみやおもちゃ、ロープトイであれば、犬の衣類などにつかう「犬用の洗剤」を使って洗濯機で簡単にきれいにすることができます。
ゴム製や樹脂製のおもちゃは洗濯機に入れてしまうと壊れる可能性があるので、残念ながら洗濯機で洗うことはできません。
すべてではないにしろ、洗濯機でおもちゃが洗濯できれば十分時短になります。
汚れがひどい時には、「オキシクリーン」で浸け置きをしてから洗濯機に入れるとさらに汚れが落ちやすくなります。
「オキシクリーン」でつけ置きすることを「オキシづけ」といいます。
「オキシクリーン」とはお湯と混ぜるとモコモコと泡立って、がんこな汚れも落とすことできると有名なアメリカの洗剤です。
最近は日本のホームセンターなどで簡単に手に入れることができます。
洗面器などにお湯を張り、「オキシクリーン」をスプーン1杯分入れます。
その中に布製の犬のおもちゃを入れて「オキシづけ」します。
大体1時間ほど経ったら、水を捨てて、そのまま洗濯機におもちゃを移して洗濯機を回します。
これだけで、布製のおもちゃが見違えるようにキレイになります。
犬のおもちゃ洗いは、布製は洗濯機で洗濯して、その間にゴムや樹脂製のおもちゃを洗うようにするなど、洗い方によって分けると効率よく洗うことができます。
犬のおもちゃを洗う頻度はどのくらい?
犬のおもちゃの洗い方がわかったところで、今度はその頻度です。
犬のおもちゃはどのくらいの頻度で洗えばいいのでしょうか?
犬がおもちゃで遊ぶたびに1回1回洗うのは少し面倒ですし、飼い主さんの負担も大きくなってしまいます。
犬のおもちゃを洗う適切な頻度は、汚れにもよりますが、1週間に1回、長くても2週間に1回程度です。
上記の頻度で洗えるのであれば、普段は犬がおもちゃで遊び終わったら、唾液を拭き取って、おもちゃ箱にしまう程度の手入れでもいいでしょう。
定期的におもちゃを洗うことは、衛生的な状態を保つ為だけではなくて、他にもメリットがあります。
それは、おもちゃの破損に気付くことができることです。
犬はおもちゃを噛んだり、振り回したりします。
その分犬のおもちゃは壊れやすくなってしまいます。
ぬいぐるみのボタンが取れたり、破けて中綿が飛び出ていれば、それを犬が誤飲してしまう可能性があります。
プラスチック製のおもちゃにひびが入っていれば、何かの拍子に割れて、犬がけがをしてしまうかもしれません。
おもちゃを洗うタイミングで、おもちゃの状態を確認して、破損していたり、もう少しで壊れてしまいそうなものは、洗わずに買い替えてしまってもよいでしょう。
おもちゃを洗うという行為は、ただ「おもちゃをきれいにする」ことだけではなくて、「犬の安全を確認する」という役割も果たしています。
犬のおもちゃを定期的に洗ってあげることで、安心・安全に犬がおもちゃで遊べる環境を提供してあげましょう。
犬のおもちゃの洗い方まとめ
- 犬のおもちゃは唾液が付着して雑菌が繁殖しやすいため、こまめに洗う必要がある
- 犬のおもちゃの洗浄には浸け置きすることで簡単に汚れが落とせる重曹が便利
- 布製のおもちゃであれば、洗濯機で洗うこともできる
- しつこい汚れには「オキシづけ」を試してみるとよい
- 犬のおもちゃは1週間に1回、長くても2週間に1回の頻度で洗うと衛生的
今回は犬のおもちゃの洗い方に関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬のおもちゃ管理の参考にしていただけると幸いです。