犬が寝る時は電気は消すべき?つけるべき?個体差で違う?

2023年3月23日

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犬が寝る時は電気は消すべき?つけるべき?個体差で違う?

犬が寝るとき、部屋の電気は消したほうがいいのか、それともつけたままにしたほうが安心なのか、迷ってしまうことはありませんか。

せっかく愛犬にぐっすり眠ってほしいのに、暗くして怖がらせてしまわないか、逆に明るいままでは睡眠の質が下がってしまわないか、あれこれ考えてしまいますよね。

夜になるたびに電気をつけたり消したりしながら、愛犬の様子をそっとうかがっている、という飼い主さんも少なくないはずです。

実は同じように悩んでいる飼い主さんはとても多く、SNSやペット関連のQ&Aサイトを見ても「消すべきか迷う」という声がたくさん見つかります。

答えは「絶対にこう」と一つに決まるものではなく、愛犬の性格や年齢によっても変わってくるからこそ、不安に感じてしまうのですよね。

この記事では、基本となる考え方から、個体差への注意点、判断のためのチェックポイント、そして愛犬に合わせた照明の整え方まで、順を追ってわかりやすくご紹介していきます。

犬が寝る時は電気を消すべき?基本は「暗い環境」が正解

結論からお伝えすると、多くの犬にとっては就寝時に部屋の電気を消し、暗い環境を用意してあげることが基本の対応になります。

その理由は、犬がもともと薄暗い場所を休息の場として選ぶ習性を持っているためです。

犬の祖先は薄暗い巣穴で身を寄せ合って眠っていたと考えられており、明るい光は本能的に「まだ活動する時間」というサインとして受け取られやすくなります。

また、光は体内時計にも影響を与えるため、明るい状態が続くと寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目を覚ましたりする原因になることもあります。

犬の体内では、暗くなることでメラトニンという休息を促すホルモンの分泌が進みやすくなるとも言われており、この点でも暗い環境は理にかなっていると言えます。

たとえば、日中はリビングで明るい照明のもとで過ごしている犬でも、夜になって照明を落としてあげると、それまでそわそわしていたのが嘘のように落ち着いて丸くなって眠り始める、という様子はよく見られます。

逆に、深夜まで明るい照明をつけたままにしていると、飼い主さんが寝室に移動したあとも落ち着かずウロウロしてしまうケースも少なくありません。

なかには、明るいリビングでうたた寝はするものの、なかなか深い眠りに入れず、夜中に何度も起きてしまう犬もいるようです。

このように、暗い環境を用意してあげることは、犬にとって「眠る時間だよ」という自然な合図になります。

ただし、これはあくまで多くの犬に当てはまる基本の考え方であり、すべての犬に一律に当てはまるわけではない点には注意が必要です。

次の見出しでは、この「個体差」について詳しく見ていきましょう。

犬の個体差に注意!暗いと怖がる犬もいる

結論として、基本は暗い環境がおすすめとはいえ、暗闇に強い不安を感じてしまう犬もいるため、愛犬の性格に合わせた調整が欠かせません。

犬にも人と同じように性格の個体差があります。

特に、子犬の時期に暗い場所で怖い経験をしたことがある犬や、もともと警戒心が強く臆病な性格の犬、視力があまり良くないシニア犬などは、真っ暗な環境よりもうっすら明るさが感じられる環境のほうが安心して眠れる場合があります。

これは犬種や年齢だけで単純に判断できるものではなく、一頭一頭の性格や過去の経験によって差が出る部分になります。

保護犬として迎えた犬の場合、以前の環境で暗闇と怖い思いが結びついてしまっていることもあり、特に注意深く様子を見てあげる必要があります。

たとえば、完全に電気を消した瞬間にクンクンと鳴き始めたり、暗闇の中で落ち着かずケージの中を歩き回ったりする犬がいます。

こうした犬に、豆電球程度のごく弱い明かりを近くに置いてあげると、落ち着いて眠りにつけるようになったという声もよく聞かれます。

一方で、逆に明るさが刺激になってしまい、寝つきが悪くなる犬もいるため、一つの方法がすべての犬に当てはまるわけではありません。

大切なのは、「暗いのが正解」という情報だけを鵜呑みにせず、愛犬自身の反応をよく観察してあげることです。

次の見出しでは、消す・つけるをどのように判断すればよいか、具体的なチェックポイントをご紹介します。

消す・つけるを判断する3つのチェックポイント

結論として、愛犬に合った照明を選ぶためには、次の3つのポイントを基準に判断していくのがおすすめです。

1つ目は「暗くしたときの様子」です。

電気を消した直後に落ち着いて眠りにつくのか、それとも鳴いたり落ち着きなく動き回ったりするのかを、数日にわたって観察してみましょう。

2つ目は「年齢や体調」です。

視力が低下してきたシニア犬や、体調に不安がある犬は、真っ暗な環境よりもわずかな明かりがあったほうが、周囲の様子を把握できて安心しやすい傾向があります。

3つ目は「過去の経験」です。

暗い場所で怖い思いをした経験がある犬は、暗闇そのものに苦手意識を持っていることがあるため、無理に真っ暗にしないほうが良い場合があります。

これらのポイントは、一度確認して終わりではなく、季節や年齢の変化に合わせて見直していくことも大切です。

たとえば若い頃は暗くても平気だった犬が、シニアになって視力が落ちてから、急に暗闇を怖がるようになる、という変化が見られることもあります。

季節によっても、日の入りの時間や部屋の明るさの感じ方が変わるため、定期的に愛犬の様子を見直してあげると安心です。

このように、3つのポイントを目安にしながら、愛犬の反応を継続的に観察していくことが、無理のない照明環境づくりの第一歩になります。

次の見出しでは、実際にどのような明かりを用意すればよいか、具体的な方法をご紹介します。

愛犬に合わせた照明の整え方(ナイトライト・クレートなど具体策)

結論として、暗闇が苦手な犬には、真っ暗にするのではなく、ごく弱い明かりを取り入れた環境づくりが安心につながりやすくなります。

理由は、完全な暗闇と煌々とした照明の「中間」を用意することで、犬の本能的な休息リズムを保ちながら、不安も和らげられるためです。

極端な明るさの差をなくし、少しずつ環境を変化させていくことが、多くの犬にとって心地よい環境に近づくポイントになります。

具体的な方法としては、まず常夜灯タイプのナイトライトを、犬の寝床から少し離れた場所に置く方法があります。

直接光が当たると眩しく感じてしまうことがあるため、間接的にほんのり明るさが届く程度の位置に置くのが目安です。

また、クレートを利用している場合は、クレートに薄手の布をかけて、外の光を柔らかく遮りつつも真っ暗にはしすぎないようにする方法も効果的です。

布の厚みを変えることで光の量を調整できるため、愛犬の反応を見ながら少しずつ試してみるとよいでしょう。

加えて、寝る前の時間帯から少しずつ照明を落としていき、急に真っ暗にしないようにすることも、犬が心の準備をするうえで役立ちます。

たとえば就寝の30分ほど前から間接照明に切り替えるだけでも、犬がリラックスしやすくなったという例もあります。

ただし、犬の性格や体調によって合う環境には個体差があるため、必ずしもここでご紹介した方法がすべての犬に当てはまるとは限りません。

持病がある場合や、極端に不安の様子が強い場合には、かかりつけの獣医師にも相談しながら、愛犬にとって無理のない環境を少しずつ整えていってあげてくださいね。

大切なのは、世間一般の「正解」に合わせることではなく、目の前の愛犬がどんな様子で眠っているかを、日々ゆっくり観察してあげることです。

今日ご紹介した基本の考え方やチェックポイントを参考にしながら、愛犬にとって一番心地よい夜の環境を、焦らず少しずつ見つけていってあげてくださいね。

-犬の寝床と睡眠