子犬のドッグフードをふやかすのはいつまで?
子犬にふやかしたドッグフードを与える理由は?
ドッグフードのふやかし方はお湯?それとも水?
ふやかしたドッグフードは作り置きや保存はできる?
こんなドッグフードのふやかしに関する疑問についてご紹介いたします。
目次
子犬のドッグフードをふやかすのはいつまで?
子犬のドッグフードをふやかしてあげるのは、生後3か月ごろまでを目安にするといいと言われています。
ドライフードへと移行する目安は、乳歯が生えているか生えていないかです。
子犬は生後1か月ごろまでは母犬の母乳で育ちます。
その後、乳歯が少しずつ生えてくると、母親が乳離れを教えるために授乳をしなくなっていきます。
そうなってくると、離乳食を始める合図です。
生後1か月頃の子犬
最初はドッグフードをふやかした後、犬用のミルクなどを足してあげると食いつきがよくなりますし、栄養が偏らずに摂取できるのでミルクを足してあげましょう。
初期に与えるドッグフードは、ミルクが多めでドロドロ状になるくらいで大丈夫です。
この頃の子犬はまだまだ食べるのがうまくないので、口の周りや床が離乳食やミルクだらけになることがよくあります。
そのような時には下に新聞紙や、ビニールシートなどを敷いておいてあげるとお掃除が楽になります。
子犬の顔をすぐ拭けるようにタオルがあると尚いいですね!
食べ終わってすぐ走り出してしまうと部屋中べちゃべちゃにされてしまうこともしばしば。
生後1か月半~2か月頃の子犬
生後1ヶ月半~2ヶ月頃にもなるとだんだん食べるのが上手になり、乳歯がしっかり生えてきている子犬も増えてきます。
徐々にミルクを減らし、お湯のみでふやかしてあげてください。
柔らかさも、指やフォークで簡単につぶせるくらいまでにしましょう。
ポイントは徐々に移行してあげることです。
少しずつ水の量を減らしていくようにしましょう。
生後2か月~2か月半頃の犬
ここからは徐々に固形へ移行していく時期です。
いきなり固形にするとお腹を壊してしまうかもしれないので、ゆっくり水を減らして芯が残る程度から初めてあげてください。
それも上手に食べれるようになったら、その中にドライフードを混ぜるなどして、ドライフードに慣らしてあげましょう。
子犬のころは飲み込むように凄いスピードで食べてしまう犬が多いですが、固い物を混ぜるようになると少し落ち着いてくることも多いものです。
ここまで月齢別にお伝えしていきましたが、あくまでも目安です。
食べるのが上手な子は2カ月過ぎから固形が食べられるようになる子もいますし、もう少し時間のかかる子もいます。
乳歯の生えるタイミングも個人差が大きいので、焦らずゆっくり様子を見ながらその犬に合わせてあげるようにしましょう。
子犬にふやかしたドッグフードを与える理由
子犬にふやかしたドッグフードを与える理由は、固形物に慣れさせるための準備段階が必要だからです。
人間の赤ちゃんもミルクから、ドロドロのおかゆを食べるようになりますよね。
そこから少しずつ形のあるものを食べるようになります。
犬にも同じ過程が必要だからです。
消化器官がまだ未熟だからというのも理由の1つです。
子犬の離乳食期は結構短いもので、生後1か月~3か月にかけての1~2か月程度です。
遅くても3か月頃までにはドライフードを食べられるようにしてあげましょう。
乳歯が生えそろってくると、永久歯に生え変わる為に乳歯が抜けるようになりますが、その為に刺激が必要になります。
ドライフードを食べたり、おもちゃを噛んだりして乳歯を刺激することで乳歯がスムーズに抜けるようになります。
ドライフードを嫌って離乳食からなかなか卒業できなかった子犬が、乳歯が抜けず全身麻酔での抜歯を検討せざるを得なくなってしまった例等があります。
そうなると子犬にとっても負担なので、あまりにもドライフードへの移行が上手くいかない場合はペットショップや獣医さんに相談してみましょう。
ドッグフードのふやかし方はお湯?それとも水?
ドッグフードのふやかし方はお湯の方がおすすめです。
ドッグフードは固い物が多いので水ではなかなかふやけない可能性があるからです。
ドッグフードをふやかすお湯の温度に指定はありませんが、40~50℃くらいが目安とされています。
指で触って、アツッとなるくらいです。
ドッグフードによってふやける時間に違いがありますが、15分前後で結構柔らかくなるので一度潰して子犬が食べられる固さか確認してあげてください。
与える際に熱すぎないかも確認してあげてましょう。
ふやかしたドッグフードは作り置きや保存はできる?
ふやかしたドッグフードの作り置きや保存は基本的にはお勧めできません。
ドライフードは水分が一定以下なため長期保存ができますが、離乳食のように水分を加えたドッグフードは長時間放置すると傷みやすくなります。
なのでふやかしたドッグフードを食べなかった場合や余ってしまった場合などは、もったいない気もしますが廃棄するようにしましょう。
離乳食をはじめたばかりの子犬は、食べることにまだ慣れていない為、離乳食を嫌がってしまう子犬もいるので、もしかしたらふやかしたドッグフードが余ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、作り置きしておいた離乳食や余ったドッグフードを与えると食中毒を引き起こしてしまうかもしれないので気を付けましょう。
ドッグフードのふやかしまとめ
- 生後1か月頃から少しずつ離乳食としてふやかしたドッグフードを与える
- 乳歯の様子や食べ具合を見て硬さの調整をしていく
- 徐々に水分を減らして固形物を混ぜていき、生後3か月までにはドライフードへ移行する
- ふやかしたドッグフードの保存はお勧めできない
今回はドッグフードのふやかしに関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。