子犬のトイレしつけはいつから始める?簡単に出来る方法は?

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子犬のトイレしつけはいつから

子犬のトイレしつけはいつから始める?

犬のトイレのしつけで簡単に出来る方法はある?

犬のトイレしつけにおむつは必要?

こんな犬のトイレのしつけに関する疑問についてご紹介いたします。

子犬のトイレしつけはいつから始める?

子犬のトイレしつけ

子犬のトイレしつけは、子犬が家に足を踏み入れたその瞬間からなるべく早く始めるのが望ましいです。

子犬には「トイレは決まった場所でしなければならない」という概念がありません。

そもそも子犬にとって、自分が行く所はどこでもトイレをして良いと思っているからです。

しつけをする前提として、「子犬のトイレの場所は人間の都合で決めている」と心得ましょう。

そして「最初から決まった場所でトイレしてくれる犬はほぼいない」ということも理解しておかなければならない事です。

その様な子犬に決まったトイレの場所を覚えてもらう為には、子犬に正しい場所でトイレをさせるのを繰り返してもらうしか方法はありません。

子犬が自分の好きな場所でトイレをする前に、出来るだけすぐにトイレしつけを始めて習慣化させていくのです。

犬の個体で差はありますが、子犬は尿だけで1日6~10回程、便なら1日5回程が目安となります。

また、例えば2ヶ月の子犬は1日18時間程の睡眠時間と言われており、計算すると起きているのは6時間程です。

子犬が起きている6時間の間に15回のトイレがあると仮定すれば、トイレしつけのタイミングは30分に1回の頻度で行う計算になります。

もちろん、これらはあくまで全て「計算上の目安」です。

実際のところ、興奮しやすい子犬の頃は予期せぬタイミングでトイレをしたり、トイレ回数も目安の範囲には必ずしも収まらないでしょう。

そのタイミングを少しでも把握していく為には、トイレしつけを繰り返すと同時に以下のトイレ観察を行って記録を残すのがおすすめです。

  • どのタイミングで(食後等)
  • 尿か便か、どれくらいの量・状態
  • トイレ前に何か動作をしなかったか
  • トイレは正しい場所で成功したか

子犬がトイレをしたそうなタイミングは寝起きや食後ですが、一般的に分かりやすいのは床の匂いを嗅ぎながらクルクル回り始める動作です。

それ以外にも、観察して分かったデータを基にトイレしつけを繰り返していけば、子犬独自のトイレタイミングが次第に分かってきて、成功率が高められます。

子犬が決まった場所でトイレ出来る様になったら、最終的には子犬自ら正しいトイレの場所に向かわせて用を足してもらう事が重要です。

それが出来るまでに、トイレしつけの目安は2~3週間、長くて1ヶ月の時間を費やす事もあります。

しつけをしている間は「いつまでかかるんだろう」と考えて不安になって来るでしょう。

しかし、これから共に生活する為に重要で避けられないハードルですから、ぜひ子犬と一緒に乗り越えて下さい。

一方で、子犬にとっては決して簡単な事ではありませんので、子犬を優しく見守りながら負担を掛けすぎないように、「一緒にやり遂げる気持ち」が大切です。

このように子犬のトイレしつけはスタートが肝心となりますので、予めトイレしつけ用の準備をして子犬を迎えると安心でしょう。

犬のトイレのしつけで簡単に出来る方法はある?

犬のトイレしつけ

前述のとおり、犬のトイレしつけは一日二日で簡単に出来るものではありません。

1日かなりの頻度のトイレでしつけを繰り返す、とても根気がいる作業となります。

しかし、トイレしつけの方法自体はシンプルで簡単です。

子犬に決まったトイレで用を足してもらって出来たら褒めてあげる、という流れを繰り返すだけです。

たったこれだけなら簡単なように聞こえますが、何も分からない子犬相手に行う為、実際やってみるとなかなか上手くいかず失敗する事もあるでしょう。

トイレしつけには色々な方法がありますが、比較的に取り組みやすい例をご紹介します。

①決めたトイレの場所を含めた部分をサークルで仕切り、トイレ以外のスペースも全てトイレシートを敷き詰める

②子犬がトイレをしたそうにしたら、子犬をトイレの場所まで抱っこして連れて行く

③きちんとトイレで出来たら、用が足し終わってすぐ子犬に「トイレできたね」等の声をかけてしっかりと褒めてあげる ※成功体験を積ませる

もしトイレで出来なかったら、特に何も反応しないで速やかにそのシート部分を片付けて掃除する

④別のスペースで少し遊ばせてあげる(目安は5~10分程度ですが、遊んで興奮するともっと早く次のトイレタイミングが来るので子犬に目を離さずにしっかり見ておく)

②~④をひたすら繰り返します。

そして回数を重ねていく毎に、トイレ以外に敷き詰めているトイレシートを少しずつ減らしていきます。

②については徐々に子犬自らトイレの場所に行くよう仕向けていきます。

子犬がトイレで用を足せる成功率が高くなってきたら、トイレのタイミングの時に今いる離れた場所からトイレまで誘導していくのです。

「トイレはこっち」等の声を掛けながら、時にはおやつを使うのも良いでしょう。

また、トイレの場所を決める上で抑えておきたいポイントがあります。

サークル内も外も、子犬を遊ばせる場所にはマットや毛布等の柔らかい物は一切置かない(犬の習性でトイレがしやすくなる為)

トイレの場所は季節にかかわらず1年を通して、落ち着いて子犬がトイレができる場所を選ぶ(途中でトイレの場所を変えた場合、トイレしつけし直す必要が出てくる)

トイレの場所は子犬の水飲み場から離す(トイレと水飲み場が近いのは犬はあまり好まない)

トイレしつけしていく上で、子犬は失敗を何回かしてしまうかもしれません。

しかし、子犬は子犬で慣れない事をしている為、失敗をした時に叱られてしまうと子犬の心に負担が掛かり、トイレしつけにも悪影響が出てきます。

失敗した時は色々な感情が溢れて出てしまうかもしれませんが、一旦落ち着いて気を取り直し、根気強くトイレしつけに取り組みましょう。

子犬にトイレを失敗させない様、しっかり子犬と向き合い続ける事が大切です。

犬のトイレしつけにおむつは必要?

犬のトイレしつけには、おむつは必要ありません。

かえって逆効果になってしまうでしょう。

犬のおむつはトイレしつけというより、

犬が高齢時、自らトイレに行ったり用を足すのが難しい時(歩けない)

屋外でない場所でマーキングをしてしまう雄犬や、生理の出血が多い時の雌犬の対応として使われています。

トイレしつけは、犬がトイレで用を足す事で場所を覚えてもらうのが目的ですから、おむつは必要ないと言えます。

犬のトイレしつけまとめ

犬のトイレしつけ
  • 子犬のトイレしつけは、子犬が家に足を踏み入れた瞬間からなるべく早くスタートする
  • 子犬のトイレしつけはシンプルな方法で簡単そうだが、覚えてもらうまでに繰り返し行う必要がある
  • 子犬のトイレしつけは子犬がトイレできちんと用を足せた時にしっかりと褒めてあげて、成功体験を積み重ねていく事がポイント
  • 一方、失敗した時は絶対に叱ったりしない
  • 犬のトイレしつけにおむつは必要ない

今回は犬のトイレしつけに関する疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬のトイレしつけの参考にしていただけると幸いです。

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