犬が寝ないで夜にそわそわするのは?
犬が常にそわそわしている理由は?
犬がそわそわして落ち着きがないのは病気?
こんな犬がそわそわして落ち着かない理由についてご紹介いたします。
目次
犬が寝ないで夜にそわそわするのは?
愛犬が寝る時間になっても落ち着きがなく、そわそわしている。
でも犬は喋る事が出来ないから理由がわからない。
そんな事ありませんか?
犬は喋れない代わりに行動で感情を示しています。
そわそわしている事は何かのサインであり原因が必ずあります。
では、夜になっても寝ないでそわそわと落ち着きがないのは何故なのか?
前提として、犬にとって睡眠とは人間と同じく健康の為に大切なことですが、人間と犬では睡眠の取り方が違います。
人間はまとめて何時間も熟睡する事が可能ですが、犬の場合長時間の熟睡が不可能です。
犬の平均睡眠時間は13時間くらいありますが、1日をかけて細めに眠る事が多いので、その点は人の睡眠と大きく違う点になります。
その為、睡眠中の眠りは浅く、少しの物音や声ですぐに目を覚ましてしまいます。
眠りが浅いと言う事は、寝る時間になっても何かしらの音がするなど、周囲が騒がしく落ち着きがないと犬も眠る事は出来ません。
その他にも、ホテルや他人の家に預けるなど環境が変化する場合にも、精神的に落ち着かなくなり犬がそわそわする原因になります。
又、老犬が寝ないでそわそわと落ち着かない場合は認知症が疑われる可能性があります。
犬にもそれぞれ性格があるので、飼っている犬の性格をよく理解し考えて何かストレスになっている原因がないか一度確認してみる事も大事です。
犬が常にそわそわしている理由
夜だけではなく、1日中そわそわとして落ち着きがない場合もあります。
そんな時は何かあるのではないかと不安になりますよね。
原因となる理由をいくつかご紹介致します。
精神的ストレス
1日中そわそわしている時によくある原因の1つがストレスです。
精神的にストレスを感じている状態の犬は常に何かに怯えてしまっている状態です。
尻尾を丸めてちょっとした音に敏感になって、ずっと不安そうな顔をしてウロウロと部屋を歩き回りそわそわしています。
その場合は、何が原因になっているのか、普段と状況が何か違わないか部屋の中や聞こえてくる音などに注意を向けて確認しましょう。
心当たりがある場合はすぐに対処して犬を安心させてあげましょう。
間違っても眠らない、落ち着きがない事で叱りつける、無理に寝かせようする、などはしないようにしましょう。
それは逆に犬にとってストレスになり居心地も悪くなり余計にそわそわと落ち着きがなくなります。
落ち着かせる為にはまず優しく撫でて時間をかけて安心させてあげましょう。
家に知らない人がいる、飼い主に落ち着きがない
慣れない人が家の中にいるだけで、犬にとってリラックスしていたいつもの部屋が全く違う環境になります。
どこに座ればいいかわからなくてうろうろしたり、逃げてしまったりとそわそわしてしまう場合があります。
又、飼い主が何か準備していたりウキウキしていたりといつもと違う振舞いをしている場合でも犬は感受性が高い生き物なので影響されます。
そういった、「いつもと何か違うぞ」と思う事が、興奮して犬がそわそわする理由になります。
犬がそわそわして落ち着きがないのは病気?
犬がそわそわして落ち着きがないと「もしかしたら病気なんじゃないか…」と不安になりますよね。
実は、体調不良によりそわそわと落ち着きがない可能性もあります。
それは病気であったり、怪我である可能性もあります。
例えば、犬がどこかを怪我している場合、怪我をして痛めている部分が痛くて眠れない、座れないなどがあります。
子犬の時期によくある事故の1つですが、おもちゃなど異物を飲み込んでしまって腸や喉に物が詰まり苦しくて眠れないなどの場合もあります。
ではどういった状況で判断して病院に行けばいいのか?
まず、犬の状態をよく確認しましょう。
- 元気があるか
- 食欲があるか
- 震える等、痙攣を起こしていないか
- どこか一部を必要以上に舐めていないか
異物を飲み込んだ場合は、嘔吐する場合もあるのでどこか苦しそうにしていないかも確認する必要があります。
目もしっかりとしていて元気で食欲があり、特に気になる目立った症状などもない場合は、興奮などの一過性のものが原因の可能性が高いので、大抵は心配しなくても大丈夫です。
しかし、そわそわと落ち着きがない状況に合わせて、先程上げた症状が1つでも当てはまれば一度動物病院に連れて行って受診してもらう事をお勧めします。
夜の場合は夜間救急動物病院に事情を説明するなど相談して受診する必要があるのかを判断しましょう。
犬がそわそわする理由まとめ
- 犬の平均睡眠時間は約13時間あるが、犬は長時間熟睡が出来ない為、眠りは浅い
- 知らない人がいたり場所が変わるなど環境の変化がそわそわする原因になる
- 老犬の場合は認知症により夜眠らずにそわそわしている可能性がある
- 犬は感受性が高く、飼い主の感情の起伏に敏感な為、それが原因でそわそわしている場合がある。
- 病気や怪我などで体調を崩し、苦しい、痛い等でそわそわする可能性もある
- 子犬の時期はおもちゃなどの異物飲み込み事故が多い為、嘔吐していないかなどの確認が必要
- そわそわしている時、1番に確認することは元気があり食欲がしっかりあるか
- 痛がっていたり、震えてそわそわ落ち着きがない場合は動物病院に相談する
今回は犬がそわそわしている理由についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。