犬が散歩中にリードを引っ張る癖は治らない!?引っ張る3つの理由としつけ方

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散歩中にリードを引っ張る

犬が散歩中にリードを引っ張るのはなぜ?

リードを引っ張りながら呼吸が苦しそうだけれど大丈夫?

犬が散歩中に引っ張る癖は治らない?

犬がリードを引っ張る癖を治すしつけ方とは?

こんな散歩中の犬がリードを引っ張る理由と対処法についてご紹介いたします。

犬が散歩中にリードを引っ張るのはなぜ?

犬が散歩中にリードを引っ張る

散歩のときに愛犬がリードを引っ張ってどんどん進んでしまう…とお困りの飼い主さんも多いのではないでしょうか?

愛犬とのんびり歩きたい、優雅にお散歩したい、と望む方も多いでしょう。

なぜ、犬は散歩中にリードを引っ張ってしまうのでしょうか?

犬がリードを引っ張ってしまう3つの理由をご紹介します。

気になるものを発見したから(好奇心)

犬は好奇心旺盛な動物なので、散歩中はあらゆるものに興味を示します。

草花の匂いを嗅いだり、他の犬や人と挨拶をしたり、地面の感触を楽しんだりなど、家の中では経験できないことがたくさんあります。

探索欲求を満たすことができたり、ストレス解消になったり、新しい情報を手に入れることで脳の活性化にもなります。

そのため、犬は気になるものがあるとその目標に向かって一直線に走り出すことがあります。

自分の好きなところに行けるから

犬は気になるものや気になる匂いがあると、リードを引っ張ってどんどん進んでいきます。

このとき、犬が行きたがってるところに自由に行かせてしまうと「自由に歩いていいんだ」と認識してしまい、あちこちに歩き回ったり、急にリードを引っ張って走り出すようになります。

また、探索欲求の度が過ぎると「あっちが気になる!」「あっちから良い匂いがする!」と本来の散歩コースから外れてしまいます。

また、愛犬をのびのびと散歩させてあげたいという思いから、リードの引っ張り癖を許してはいけません。

「リードを引っ張る=飼い主さんがどこでも付いてきてくれる」と認識し、飼い主さんが犬に散歩されている状態になってしまいます。

あくまでも飼い主さん主導で散歩することが大切です。

飼い主さんがリードを引っ張っているから

意外とやってしまう方が多いのが、飼い主さんがリードを引っ張ることです。

犬は引っ張られると、「力で負けないぞ」と対抗し、無意識に引っ張り返そうとします。

散歩中のリードはお互いの力でピンと張っている状態ではなく、出来るだけ緩んでいる状態が理想です。

リードを引っ張りながら呼吸が苦しそうだけれど大丈夫?

散歩中、犬がリードを引っ張っているときに苦しそうな仕草を示すことがあります。

これは呼吸が苦しいというわけではなく、リードを力強く引っ張ることで体力が消耗し、口を開けてハアハアと呼吸が荒くなっているのです。

これを「パンティング」といい、犬が体温調節をするための行動です。

口や舌の水分を蒸発させて気化熱を出すことで体から熱を放出することができ、体温を下げたり、上がりすぎてしまったテンションを落ち着かせることができます。

そのため、犬にとってパンティングはごく自然な仕草なので心配する必要はありません。

しかしリードを引っ張る癖を治さずに長年首に負担をかけ続けると、咳や嘔吐、呼吸困難などを起こす恐れがあります。

首の神経や脊椎、背骨にまで圧力がかかり、気管虚脱などの病気を発症するかもしれません。

若いころは元気でも、老犬に差し掛かる年齢になると病気を発症するリスクが高くなるともいわれています。

愛犬の健康のために、リードの引っ張り癖を治すようなしつけをしていきましょう。

犬が散歩中に引っ張る癖は治らない?

犬が散歩中にリードを引っ張る

散歩中のリードの引っ張り癖は治ります。

犬がリードの引っ張り癖を治すメリットはたくさんあります。

例えば、

  • お互いの疲労感が軽減する
  • 犬による突然の引っ張りにより、飼い主さんの転倒やケガを防止できる
  • 犬が道路へ飛び出すなどの事故が防止できる
  • 首の締め付けがないため、首の負担が軽減する
  • 散歩が楽しいと思ってもらえる

などが挙げられます。

リードの引っ張り癖は早めに治すようにしましょう。

犬がリードを引っ張る癖を治すしつけ方

リードを引っ張る癖の治し方

リードの種類や使用方法を見直そう

リードの引っ張り癖を治すには、まずリードの種類や使用方法が重要となります。

普段の散歩において、伸縮リードの使用はオススメできません。

長さを調節でき、手元にロック機能が付いているというメリットがありますが、実は伸縮リードによる事故が多く報告されています。

ロックがかかっておらず道路に飛び出してしまったり、他の犬とケンカしてケガをしてしまったり、気付かないうちに拾い食いや誤飲をしてしまったりするなど、予期できないことが起こり得ます。

伸縮リードは、広い公園などののびのびと走れる場所で使用しましょう。

犬の散歩は、「リードが常にたるんだ状態であること」が理想です。

すなわち、犬も飼い主さんもリードを引っ張ることなく、お互いの側でリラックスして歩いている状態です。

引っ張られたらその場で止まる

散歩中に愛犬にリードを引っ張られたら、その場でピタっと止まるようにしましょう。

愛犬の名前を呼び、こちらに意識を向かせたら、逆方向に歩き出します。

そうすることで、犬は「リードを引っ張る=散歩が中断する」と学習します。

これを繰り返すことで犬に「散歩中にリードを引っ張るのは良くないこと」と認識させることができ、飼い主さんとアイコンタクトをとろうとしてくれたり、顔や行動を見て歩いてくれるようになります。

リードを引っ張らずに歩いたら褒める

好奇心旺盛で走り出してしまう子やテンションが高い子でも、散歩中にふと力が抜けてリラックス状態で歩く場面もあるでしょう。

このように、リードを引っ張らずに散歩ができているときにたくさん褒めてあげたり、小さいオヤツをあげましょう。

立ち止まって褒めるのではなく、「イイコ」と声をかけながら歩くことで、犬に「落ち着いて歩いていることが良いこと」と認識してもうことができます。

家の中でも散歩してみよう

外に出ると興奮してしまってなかなか引っ張り癖が治らない子は、家の中で練習してみましょう。

過ごし慣れている空間なので、周囲に気を取られることなく練習することができます。

犬が散歩中に引っ張る癖まとめ

犬が散歩中にリードを引っ張る
  • 犬は気になるものを発見すると、リードを引っ張ってしまう
  • 自分の好きなところに行けると学習すると、リードを引っ張ってしまう
  • 飼い主さんにリードを引っ張られると、対抗してリードを引っ張ってしまう
  • リードを引っ張ることで、首に大きな負担がかかる
  • リードの引っ張り癖は治る
  • 正しいリードの種類や使用方法が大切
  • 引っ張られたらその場で止まることで、リードの引っ張りを抑制できる
  • 落ち着いて歩くことができたら、たくさん褒めてあげる

今回は散歩中の犬がリードを引っ張る理由と対処法についてご紹介しました。皆様の愛犬の散歩の参考にしていただけると幸いです。

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