子犬が1歳になってもトイレを覚えないのは性格?しつけができない理由

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子犬が1歳になってもトイレを覚えない

子犬が1歳になってもトイレを覚えないのは性格?

犬のトイレのしつけができないのはなぜ?

犬のトイレのしつけを失敗しない方法とは?

こんな犬のトイレのしつけに関する疑問についてご紹介いたします。

子犬が1歳になってもトイレを覚えないのは性格?

子犬がトイレを覚えない

犬のトイレトレーニングは排泄回数の多い子犬の時期から始めるのが良いとされています。

しかし、いくらトイレトレーニングをしてもなかなか覚えてくれず、1歳になっても教えた場所で上手に排泄できないというケースもあります。

このように、1歳になってもトイレを覚えないという場合、その原因として犬の性格などが関係するのでしょうか?

確かに、犬がなかなかトイレを覚えない原因の1つとして、犬の性格や犬種が関係しています。

柴犬を代表とする日本犬やテリア系の犬などのように、独立心が強く頑固な性格の犬種の場合、トイレトレーニングをしてもなかなか覚えず、しつけにとても時間がかかるケースが多々あるため、1歳になってもトイレを覚えないという事があります。

このような性格の犬種の場合には、時間をかけてじっくりとトイレトレーニングをしていく事が肝心です。

頑固な性格なため時間はかかりますが、一度覚えればしっかりとトイレで排泄するようになります。

また、1歳頃までの犬は排泄の失敗が時々起こります。

何故なら1歳ではまだ体が未発達だからです。

そのため、我慢しきれずトイレ以外の場所で排泄してしまうということが時々起こるのです。

以上のように、子犬が1歳になってもトイレを覚えないのは性格や犬種が関係していますし、そもそも1歳ではまだ体が未発達なため、トイレを覚えても失敗することは多々あります。

トイレトレーニングなどのしつけを犬が覚える速さは、同じ犬種であっても性格などの要因によって個体差が大きく現れます。

しかし、覚えが悪い犬であってもトレーニングを地道に続けていけば段々と覚えてくれるので、1歳を過ぎたからと諦めずにトレーニングを続ける事が大切です。

犬のトイレのしつけができないのはなぜ?

犬のトイレのしつけができない

犬のトイレのしつけができないという場合、その原因の一つに犬の性格や犬種があります。

しかし、犬のトイレのしつけができない原因はそれだけではありません。

トイレトレーニングをする上で犬の性格と同じくらい考慮しなくてはいけないのが「環境」です。

例えば、次のような環境では犬のトイレの失敗が起こりやすく、しつけが上手くできない可能性があります。

  • 柔らかいカーペットや畳が敷いてある
  • ケージが狭くトイレと寝床が近い

犬はトイレの場所を視覚と嗅覚だけで判断している訳ではありません。

足裏で感じる地面の感覚によっても判断しています。

元々犬は土の上や柔らかい草の上で排泄する事を好みます。

これらの感覚と近いのが毛足の長い柔らかなカーペットや畳です。

そのため、まだトイレの場所を覚えていない犬は、カーペットや畳の踏み心地を排泄場所と勘違いしてしまい、粗相をしてしまうのです。

カーペットや畳などは簡単には洗えないので、一度粗相をすると臭いが残ってしまい、その場所で繰り返し排泄してしまう可能性があります。

そのため、犬がトイレを覚えるまではカーペットを敷かないようにしたり、畳の部屋に入れないようにしましょう。

しかし、フローリングの部屋の場合、そのままだと犬の足が滑ってしまい足腰の負担となるので、カーペットの代わりに撥水性のあるフローリングマットやジョイントマットなどを敷くのがおすすめです。

万が一おしっこなどをしてしまっても、そのまま拭き取ったり丸ごと洗ったりできるので便利です。

このように、トイレトレーニングが完了するまでは犬が排泄場所だと勘違いしそうな手触りの物は敷かない、もしくは立ち入らせないようにしましょう。

その上で、トイレシーツの感触や臭いなどを排泄場所だと認識させるようにトイレトレーニングをしていきましょう。

次に、ケージ内にトイレを設置しているのにケージの外に出た時に排泄してしまうという場合、ケージが狭くトイレと寝床が近いために犬がケージ内で排泄しない可能性があります。

実は犬はとても綺麗好きな動物なため、自分の寝床が排泄物で汚れるのを嫌います。

そのため、ケージ内のトイレと寝床の距離に十分なスペースが無い場合、犬は寝床が汚れるのを嫌ってケージ内のトイレでは排泄しないのです。

また、犬は排泄する前にクルクルと回ってから排泄姿勢に入ります。

ケージが狭いと回る事ができず落ち着いて排泄できないため、ケージ内で排泄しないというケースもあります。

このような場合は、広めのケージに変えたり、トイレはケージの外の離れた場所に設置してあげるなどすると、すんなりトイレトレーニングが進む事があります。

以上のように、犬のトイレのしつけが上手にできないという場合、それは犬の性格だけでなく環境に問題がある可能性があります。

いくらしつけてもトイレシーツ以外で排泄してしまうという場合には、犬がトイレ以外で排泄しやすい環境になっていないか、いま一度確認してみて下さい。

犬のトイレのしつけを失敗しない方法とは?

犬のトイレのしつけ失敗

犬のトイレのしつけ方を間違えてしまうとトイレの場所をなかなか覚えてくれないだけでなく、飼い主さんに見えないところで排泄するなど問題が起きてしまいます。

では、失敗しない犬のしつけ方法とはどのようなものなのでしょうか?

犬のトイレをしつける際のポイントは以下の通りです。

  • 犬が排泄サインを見せたらすぐにトイレに連れて行く
  • トイレで排泄できたら褒める
  • トイレは常に清潔にしておく
  • 成犬で室内で排泄しない場合は外の環境に近づけてトレーニングする
  • 失敗しても決して怒らない

犬のトイレのしつけは排泄回数が多い子犬の時期から行うのが基本です。

子犬はまだトイレシーツをトイレと認識していないため、排泄したくなるとどこでもしてしまいます。

そのため、子犬が以下のような排泄サインを見せたらすぐにトイレに連れて行ってあげましょう。

  • 急にソワソワと歩き出す
  • 地面の臭いをしきりに嗅ぐ
  • 部屋の隅をウロウロする
  • クルクル同じところを回る

最初のうちはどれが排泄サインか判断が難しいかもしれませんが、毎日観察しているうちに段々と分かるようになります。

トイレに連れて行ったら排泄するまで待ちます。

最初はトイレをケージで囲うなどして排泄するまで中に入れておくようにするとしつけやすいでしょう。

トイレシーツの上で上手に排泄できたらたくさん褒めてあげて下さい。

ご褒美にオヤツをあげるのも良いですね。

とにかく、「トイレシーツで排泄すると良い事がある!」と犬に認識してもらうのが重要です。

最初は飼い主さんがトイレまで運ぶ必要がありますが、根気よく繰り返していく事で、子犬は段々とトイレシーツをトイレと認識していきます。

すると、排泄したくなったら自分でトイレシーツまで行って排泄するようになりますので、上手にできたらたくさん褒めてあげてください。

また、犬が排泄した時に「シー、シー」や「ワンツー、ワンツー」などの声がけをかけて、排泄のコマンドも一緒に覚えさせていくとコマンドによって排泄を促すことができるので、ぜひ行ってみてください。

犬が排泄して汚れたトイレシーツはすぐに取り替えるようにして、トイレを常に清潔に保つのも重要なポイントです。

犬は綺麗好きなので、汚れているトイレには近づかなくなってしまいます。

それが原因でトイレ以外の場所に粗相をする事があるので、犬が気持ちよくトイレを使えるように常に清潔にしておきましょう。

場合によっては成犬のトイレトレーニングが必要となる事もあるかと思います。

成犬のトイレトレーニングは子犬期よりもさらに時間がかかり根気が必要となるケースが少なくありません。

特に散歩の時にトイレを済ませている成犬の場合、室内でトイレが出来るようにしつけるのはかなり大変です。

ですが、外でしかトイレが出来ないというのは飼い主さんはもちろん犬にとっても負担が大きくなります。

何故ならどんな悪天候でもトイレのために外に出なくてはいけませんし、老犬になって弱っても排泄のために外に連れ出さなけらばならないからです。

そのため、成犬もなるべく室内でトイレが出来るようにしつけていった方が、飼い主さんと犬双方の負担が軽くなるのでおすすめです。

すでに外で排泄を済ませている成犬の場合、まずはベランダや玄関前など、外にトイレシーツを設置して排泄を促してみましょう。

この時、犬が普段排泄している場所の踏みごごちを再現するようにすると排泄が促されやすくなります。

例えば、公園の草むらでいつも排泄する犬の場合には、トイレシーツの上に草や土を撒いてあげて、足裏の感触を公園の草むらに近づけてあげます。

こうする事で犬はいつもの排泄場所だと認識するので、排泄しやすくなるのです。

無事にトイレシーツの上で排泄できたらたくさん褒めてあげましょう。

この方法で成功したら、徐々に草や土の量を減らしてトイレシーツだけにしていきます。

そして、トイレシーツだけで排泄ができるようになったら、トイレシーツを徐々に室内に移動していってください。

最初に設置したのがベランダなら、そのベランダから一歩家に入った窓際に設置したり、玄関前なら玄関にトイレシーツを設置するなど、徐々に家の中に入れていきます。

このようにしつけていく事で、最終的には室内のどこであろうとトイレシーツの場所で排泄することができようになります。

初めに話した通り、成犬のトイレトレーニングはかなり根気が必要なので、焦らずにじっくり時間をかけて取り組んでみてください。

最後に、トイレトレーニングで最も重要なポイントが、「失敗しても決して怒らないこと」です。

トイレをなかなか覚えてくれず、トイレ以外の場所での排泄が続いてしまうと、ついつい怒りの感情が湧き上がってしまう事があります。

しかし、ここで感情的に怒ってしまっては逆効果です。

排泄の失敗に対して激しく怒ってしまうと、犬は「排泄する=飼い主さんに怒られる」とネガティブな結び付けをしてしまいます。

すると、犬は飼い主さんから見えないところで排泄するようになってしまい、一向にトレイで排泄しないという事になりかねません。

犬は1歳を過ぎる頃までは体が未発達なため、いくらしつけても失敗する時は失敗してしまいます。

そのため、排泄に失敗しても「あっ!」と声を上げたり怒ったりせずに、黙ったまま淡々と掃除するようにしましょう。

そして、失敗よりも成功に目を向け、上手に排泄できたらたくさん褒める事がトイレトレーニング成功の近道です。

性格や犬種によってはトイレを覚えるまで時間がかかるかもしれませんが、焦らずにじっくりと取り組んでみてください。

犬のトイレのしつけができないまとめ

犬のトイレのしつけ
  • 犬の性格や犬種によってはトイレを覚えるまでとても時間がかかる場合がある
  • 1歳程度の犬はまだ体が未発達なため粗相してしまうことも少なくない
  • トイレのしつけが上手にできない原因の一つに犬がトイレ以外で排泄しやすい環境になっている事が挙げられる
  • 失敗しない犬のトイレのしつけで大事なポイントは失敗しても決して怒らず成功したらたくさん褒めること

今回は犬のトイレのしつけができない理由についてご紹介しました。皆様の愛犬のトイレしつけの参考にしていただけると幸いです。

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