子犬と遊ぶ時間の目安は1日何時間?
3ヶ月未満の子犬の遊ぶ時間はどのくらい?
4ヶ月以上の子犬の遊ぶ時間は?
子犬の遊びすぎは良くない?
子犬の遊びすぎの判断基準は?
子犬が満足する遊びの終わり方とは?
こんな子犬の遊び時間に関する疑問についてご紹介いたします。
子犬と遊ぶ時間の目安は1日何時間?
子犬と遊ぶ時間の目安は、1日合計で30~40分程度が良いと言われています。
1回の遊びで30分以上遊ぶのではなく、1回5~10分程度の短い時間で、回数を分けて遊ばせてあげるのが良いでしょう。
チワワやトイプードルなど活発な犬種でも、遊びの時間を伸ばすのはお勧めできません。
子犬は生後6ヶ月くらいまでが成長期です。
この時期は、体力をつけ、社会性を身につけるのにとても重要な時期です。
遊びを通して、子犬は運動能力や筋力を鍛え、社会性を身につけ、ストレス解消をします。
また、飼い主さんとのコミュニケーションを楽しみ、信頼関係を築くこともできます。
そのような理由から、遊びは子犬の成長にとって欠かせないものとも言えます。
しかし、子犬は成犬に比べて体力があまり無いため、長時間遊び続けると疲れてしまいます。
また、遊びに夢中になると興奮しすぎて、飼い主の指示を聞かなくなることもあります。
子犬が疲れている様子や、興奮しすぎている様子を見せたら、遊びを一時中断しましょう。
子犬は生後1ヶ月から6ヶ月位までは、人間の赤ちゃんと同じように寝ることが仕事です。
そのため、子犬が良く寝ているのであれば無理に起こさず、遊ぶ時間は1日10分程度でも十分です。
7ヶ月から12ヶ月までは、成長に伴い、遊ぶ時間も徐々に長くなっていきます。
子犬は様々な物や人に触れることで、社会性を身につけていきます。
そのため、外出や散歩も積極的にさせてあげてください。
3ヶ月未満の子犬の遊ぶ時間はどのくらい?
3ヶ月未満の子犬の遊ぶ時間は、1回5~10分程度、1日合計で20~30分くらいが目安です。
3ヶ月未満の子犬は、まだ体の機能が未発達で、体力もあまりありません。
そのため、長時間遊ばせすぎると疲れすぎたり、ケガをしたりしてしまう可能性があります。
子犬と遊ぶときは、短い時間で回数を分けて、子犬の様子を見ながら行うようにしましょう。
また、遊びに夢中になって、ぐったりしてしまうようなら、無理に遊ばせないようにしましょう。
3ヶ月未満の子犬と遊ぶときは、遊びに慣れさせる事が大切です。
おもちゃで遊ぶだけでなく、抱っこやスキンシップもたくさんしてあげましょう。
3ヶ月を過ぎると、子犬の体力も徐々に増してくるので、遊ぶ時間を徐々に増やしていきます。
4ヶ月以上の子犬の遊ぶ時間は?
4ヶ月以上の子犬の遊ぶ時間は、1回5~10分程度、1日合計で30分~40分程度が良いといわれています。
3ヶ月未満の子犬と同様、子犬の体力は大人よりも弱いので、長時間遊ばせすぎると疲れすぎてしまうことがあります。
また、遊びに夢中になってケガをしてしまう可能性もあります。
4ヶ月以上の子犬と遊ぶときは、3ヶ月未満の子犬と同様、短い時間で回数を分けて、子犬の様子を見ながら行うようにしましょう。
また、おもちゃで遊ぶだけでなく、散歩やドッグランで外遊びをさせてあげるのもおすすめです。
4ヶ月以上の子犬になると徐々に体力もついてくるので、より激しい遊びも楽しめるようになります。
ただし、まだ骨や関節が成長段階なので、過度な負担はかけないよう注意しましょう。
また、4ヶ月以上の子犬は、成犬に近い体力や筋力を身につけ始めます。
そのため、遊びを通して、しつけやトレーニングをすることも大切です。
たとえば、ボールやおもちゃを使って、待てや伏せなどの基本的なコマンドを教えたり、引っ張りっこをして、リーダーシップを身につけさせたりすることができます。
子犬の成長を楽しみながら、適切な遊び時間で遊んであげましょう。
なお、子犬の成長とともに遊ぶ時間も徐々に増やしていきます。
犬種や性格にもよりますが、成犬になると1日1~2時間程度の遊び時間があれば十分です。
子犬の遊びすぎは良くない?
子犬は成長ともに遊びの楽しさを覚えるため、まだまだ遊び足りないという仕草を見せることもあります。
しかし、子犬の要求通りにダラダラと遊びすぎることは良くありません。
子犬の体力は大人よりも弱いので、長時間遊ばせすぎると疲れすぎてしまうことがあります。
また、遊びに夢中になってケガをしてしまう可能性もあります。
子犬と遊ぶときは、短い時間で回数を分けて、子犬の様子を見ながら行うようにしましょう。
子犬の遊びすぎによる具体的な悪影響としては
- 疲労による体調不良を起こす
- 怪我をする可能性が高くなる
- 興奮状態が続く
- 要求吠えや噛みつきなどの問題行動
などが挙げられます。
疲労による体調不良を起こす
子犬は自身で疲れ具合を調整することができません。
気の向くまま、遊びたいだけ遊んでしまうこともあります。
その結果、夜になって疲れが出てしまったり、数日後に疲れを溜めて体調を崩してしまうなどの症状が現れる事があります。
- 遊び過ぎでぐったりして元気がない
- 遊び疲れて食欲がない
- 下痢や嘔吐をする
- 体温がいつもより高い
このような症状が見られる時には遊び過ぎが原因かもしれません。
少しの間、遊びの時間を短くして様子を見るようにしましょう。
怪我をする可能性が高くなる
子犬は、成犬と違い体がしっかり出来上がっていません。
そんな中、激しい遊びなどをしていると怪我をしてしまう可能性が高くなります。
興奮状態が続く
子犬にとって遊びは楽しいものですので、遊んでいる間は興奮していることが多くなります。
そのような状態が長時間続くことは子犬にとって良いことではありません。
適度に休憩を挟み気持ちのクールダウンをさせる事も大切です。
要求吠えや噛みつきなどの問題行動
長い時間遊ぶ事が当たり前になってしまうと、遊びたいという気持ちから要求吠えや噛みつきなどの問題行動を起こす事があります。
小さい頃からしっかりとしたしつけを行い、問題行動を起こさせないようにしましょう。
子犬が望むままに遊ばせてしまうとワガママな子に育ってしまうこともありますので注意が必要です。
このように子犬の遊び過ぎには、思わぬ問題が起こる事もありますので、子犬の成長を楽しみながら、適切な遊び時間で遊んであげましょう。
子犬は人間の子どもと同じように、遊びを通じて成長します。
遊びは体力をつけ、社会性を身につけ、脳を刺激する効果があります。
また、飼い主とのコミュニケーションを深めるのにも役立ちます。
そんな遊びのメリットを活かしつつ、無理をしないように飼い主がしっかりと管理してあげましょう。
子犬の遊びすぎの判断基準は?
子犬の遊び過ぎが良くない事は、今までの話の中でご理解頂けたと思います。
そのため、飼い主としては、過度な遊び過ぎは避け、子犬に最適な遊び時間を提供したいものです。
しかし、子犬にも個体差があるため、実際には時間だけを基準に考えるのは、難しいかもしれません。
そのため、子犬の遊びすぎの判断基準として子犬の状態の変化も見極められるようにしておきましょう。
子犬の遊び過ぎの症状とは
- ハアハアと息が切れている
- よだれを垂らしている
- 目を細める
- 頻繁に舌を出す
- 動けなくなる
- すぐに寝てしまう
- ご飯を食べなくなる
これらの症状が見られたら、遊びすぎている可能性があります。
無理に遊ばせ続けると体調を崩したり、ケガをする恐れがありますので、早めに休ませてあげましょう。
また、子犬の様子を見ながら、以下の点にも注意しましょう。
- 遊びに夢中になって周囲に注意が向かない。
- 興奮して吠え続ける。
- 噛みつきや引っ張りっこが激しくなる。
これらの症状が見られたら、遊びを中止して、一度落ち着かせてあげましょう。
また、遊びの種類はバランスよく取り入れましょう。
子犬が満足する遊びの終わり方とは?
子犬の遊びを上手に終わらせるタイミングは
- 子犬が飽きてきたら。
- 子犬が興奮してきたら。
- 子犬が疲れてきたら。
子犬は、遊びに夢中になると興奮して暴れたり、噛みついたりすることがあります。
また、疲れすぎてしまうと興奮が冷めず、興奮状態が続いてしまいます。
そのため、子犬が遊びに飽きてきたり、興奮してきたり、疲れてきたら遊びを終わらせることが大切です。
具体的には以下の方法で遊びを終わらせると良いでしょう。
子犬が飽きてきたら、おもちゃを取り上げ子犬に休憩をさせます。
子犬が興奮してきたら、子犬と見つめ合うなどして、子犬を落ち着かせましょう。
子犬が疲れてきたら、おもちゃを隠したり、子犬を抱っこしたりして子犬を休ませます。
また、遊びの終わりは、子犬に何かしらのご褒美を与えると子犬は遊びを満足して終わることができます。
例えば、おやつを与えたり、撫でてあげたり、一緒に散歩に行ったりすると良いでしょう。
子犬の遊びは、子犬の成長に欠かせないものです。
子犬が満足する遊びをすることで、子犬は体力をつけ、社会性を身につけ、脳を刺激することができます。
また、飼い主とのコミュニケーションを深めるのにも役立ちます。
子犬と遊ぶときは、子犬の様子を見ながら、適切な時間で遊んであげましょう。
子犬の遊び時間まとめ
- 子犬と遊ぶ時は1回5~10分程度の短い時間で、回数を分けて遊ばせてあげるのが良い。
- 三ヶ月未満の子犬の遊ぶ時間は、1回5~10分程度、1日合計で20~30分くらいが目安。
- 子犬の体力は成犬よりも弱いので、長時間遊ばせすぎると疲れすぎてしまうことがある。
- 子犬は遊び過ぎで疲れてしまうとぐったりしてご飯を食べなくなってしまったり、下痢をしてしまうこともある。