犬がおもちゃを噛む理由は?噛みちぎって食べる原因と対処法とは?

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犬がおもちゃを噛む理由

犬がおもちゃを噛む理由は?

犬がおもちゃを噛みちぎって壊してしまう理由は?

犬がおもちゃを食べてしまう?原因や対処法は?

犬が噛んでも安全なおもちゃを選ぶポイントは?

犬が噛む用の木のおもちゃは安全?食べても大丈夫?

今回はこんな犬がおもちゃを噛む事に関する疑問についてご紹介いたします。

犬がおもちゃを噛む理由

犬がおもちゃを噛む理由

犬は物を噛む行為をよくします。

そのため、おもちゃをガリガリと噛んで遊ぶのも大好きです。

では、犬がおもちゃを噛む理由はなんなのでしょうか?

その理由として次のようなものが挙げられます。

  • 本能からくる欲求を満たすため
  • 歯がむず痒いから
  • 運動不足などのストレス発散
  • おもちゃの噛み心地が好き

犬は人間とは違い口で物を持ったりコミュニケーションを取ったりする生き物です。

そのため、本能的に噛む欲求が強くあります。

おもちゃを噛むことでこの欲求を発散しているのです。

子犬の場合は歯がむず痒いためにおもちゃを噛むということが考えられます。

子犬は生後4~6ヶ月頃から乳歯が永久歯に生え変わり始めます。

この時期は歯がぐらついたりむず痒かったりするために、余計に噛む行為が増えるのです。

生え変わりの時期は机や椅子など、噛んで欲しく無いところまで噛んでしまうので、噛んでも良いおもちゃを与えて欲求を満たしてあげるようにすると良いですね。

おもちゃを噛んでストレスを発散している場合もあります。

運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足などによりストレスが溜まると、犬はおもちゃなどの物を噛んでストレスを発散させます。

犬はストレスが溜まると破壊行動などの問題行動を起こしやすくなりますので、おもちゃを噛ませてストレスを発散させるようにすると良いですね。

この時、飼い主さんも一緒に遊んであげればコミュニケーションが取れますし、信頼関係を築くにも役立ちます。

また、単純におもちゃの噛み心地が好きだから噛んでいるという場合もあります。

以上のような理由から犬はおもちゃを噛んで遊ぶのです。

噛むという行為は犬の欲求を満たすだけでなく、脳へ刺激が伝わるため脳の活性化につながります。

また、消化促進や歯磨き効果といった健康面にプラスな働きがあるので、安全なおもちゃを十分に噛ませてあげるようにしましょう。

犬がおもちゃを噛みちぎって壊してしまう理由

犬がおもちゃを噛む行為は欲求を満たしますし、健康にも良いので十分にさせた方が良い行動です。

しかし、与えたおもちゃを犬が噛みちぎって壊してしまうという場合もあります。

犬がおもちゃを噛みちぎって壊す原因は何なのでしょうか?

犬がおもちゃを噛みちぎって壊すまで遊んでしまう原因として「狩猟本能」が挙げられます。

犬には元々狩猟本能が備わっています。

人に飼われる前は狩りをして獲物を捕まえて食べていましたし、人の狩猟のパートナーとしても獲物を捕まえる手伝いもしていました。

そのため、犬には獲物を捕まえて噛みちぎるという欲求が本能的に備わっているのです。

おもちゃに噛み付いて噛みちぎるという行為は狩猟の疑似体験をしていると言えます。

おもちゃに噛み付いて首をぶんぶん振る行為などはまさに狩りの真似事をして楽しんでいる時です。

そのため、この噛みちぎろうとする行為自体は悪いことではありません。

ただ、本気で遊んでいるために力加減ができずに結果的におもちゃを壊してしまうのです。

つまり、犬の力に見合った丈夫なおもちゃを選べば壊れる可能性が少なくなります。

犬の体の大きさや力に見合った丈夫なおもちゃを与えるようにして存分に遊ばせてあげましょう。

犬がおもちゃを食べてしまう?原因や対処法

犬がおもちゃを食べてしまう

犬がおもちゃで遊んでいると思ったら、何やらクチャクチャと音が聞こえる。

ふと犬の方を見るとおもちゃを噛みちぎって食べていた。そんなケースがあります。

犬がおもちゃを食べてしまう原因は何なのでしょうか? 

また、どのように対処すれば良いのでしょうか?

犬がおもちゃを食べてしまう原因として、「おもちゃを与えっぱなしにしている」という事が考えられます。

確かに、KONG(コング)のように犬のおもちゃの中には犬が長時間一人遊びするために作られた商品があります。

このようなおもちゃは耐久性が高いため、犬が噛みちぎって食べてしまうという事は起こりにくいです。

しかし、全ての犬用のおもちゃが長時間一人遊びするように作られているかというとそうではありません。

多くの犬用おもちゃは、基本的に飼い主さんが一緒に遊んであげる用に作られています。

そのため、一人遊び用のおもちゃ程の強度が無いので、そのまま与えっぱなしにしておくと犬が噛みちぎってしまう事があるのです。

犬は口に入る物なら異物でも飲み込んでしまう事があります。

そのため、噛みちぎって小さくなったおもちゃを食べてしまうこともしばしば。

まして、大好きなおもちゃであれば取られまいと必死になってしまうので、慌てて飲み込んでしまう事が少なくありません。

食べた材質や量によっては、ウンチとして排出されずに腸に詰まり、「腸閉塞」という病気を発症する可能性があります。

そのため、もし犬がおもちゃを噛みちぎって食べようとしている場合には、無理やり取る事はせずにおやつや餌で気を逸らし、口からおもちゃの破片を離した時に回収するようにしましょう。

このように、食べ物と交換で犬が自らおもちゃの破片を離してくれるようにして対処すると、慌てて飲み込む心配が少なく安全です。

食べ物に興味が無い犬の場合には、他のお気に入りのおもちゃなど、その犬が気に入っている物で気持ちを逸らすようにすると良いでしょう。

また、一人遊び用のおもちゃ以外は基本的に与えっぱなしにはせず、飼い主さんが一緒に遊んであげて、遊び終わったら片付けるようにして下さい。

犬が噛んでも安全なおもちゃを選ぶポイント

おもちゃの種類によっては犬が思わぬ怪我を負ってしまう事があります。

では、犬が噛んでも安全なおもちゃを選ぶ時のポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?

以下のようなポイントをチェックして、犬の噛むおもちゃを選ぶようにすると良いでしょう。

  • おもちゃが小さすぎないか
  • 硬すぎないか
  • 耐久性はあるか
  • 万が一食べてしまった場合に害が少ないか

犬の大きさに対しておもちゃが小さすぎる場合、誤って飲み込んでしまう可能性があります。

誤飲したおもちゃが気管に詰まったりしたら大変です。

また、無事に飲み込めたとしても腸で詰まってしまう恐れがあります。

特に、フレンチブルドックなどの口角が広い犬や口の大きな大型犬におもちゃを選ぶ時には、その口の大きさに見合ったおもちゃを選ぶようにして下さい。

硬すぎるおもちゃも注意が必要です。

犬の歯は主に肉を切り裂いて食べるようにできています。

食べ物を磨り潰して食べる用の臼歯もありますが、肉食に近い雑食の犬の臼歯は主に肉を噛みちぎる用にできているので、硬い物を噛むのに適していません。

そのため、あまりに硬いおもちゃを与えてしまうと歯が欠けたり折れたりする恐れがあります。

特に硬い鹿の角や蹄などを与える時には注意が必要です。

また、犬用ガムでも歯が欠ける事があるので、あまりに硬い犬用ガムは避けましょう。

硬すぎるおもちゃは危険ですが、だからと言ってただ柔らかく耐久性が無いおもちゃも避けましょう。

ただ柔らかいだけで耐久性が無いおもちゃは簡単に壊されてしまい、誤飲する危険性がありますし、買ったおもちゃを一瞬で壊されてはお金の無駄になってしまいます。

天然ゴムで作られたおもちゃなどは硬すぎず耐久性もバッチリなのでおすすめです。

また、万一おもちゃを食べてしまった時を考えて、犬の体に害が少ない素材で出来ているおもちゃを選ぶようにすると良いですね。

例えば、同じゴム製のおもちゃでもラテックス製の天然ゴム100%のものと、塩化ビニルなどの合成ゴムがありますが、塩化ビニルは体内に入ると有害性があるとの指摘もあるので、天然ゴム製のおもちゃの方がより安全性が高いと言えるでしょう。

以上のポイントを踏まえて安全な犬用の噛むおもちゃを探してみて下さい。

犬が噛む用の木のおもちゃは安全?食べても大丈夫?

犬は机や椅子の足を噛むのが好きです。

特に木製の物は好んでガリガリ齧ります。

そんな犬におすすめなのが木の噛むおもちゃです。

ですが、犬が噛む用の木のおもちゃは安全なのでしょうか?

また、万が一食べてしまっても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、木の素材によっては安全とは言い切れませんし、食べ無い方が良いものもあります。

しかし、安全な素材の木のおもちゃを選べば食べても問題ありません。

犬の木で気をつけなくてはいけないのが、「素材」と「薬品」です。

木の素材によっては噛んでいるうちにささくれてしまい、犬の口を傷つけてしまう物があります。

口の中が傷つきバイ菌が入ると口内炎などの原因となるので注意が必要です。

また、木の材質によっては鋭利に砕けてしまい、飲み込んだ時に内臓を傷つける恐れがあります。

噛んでいるうちにささくれたり鋭利に尖ったりする材質の木のおもちゃは避けましょう。

また、加工時に塗料や防腐剤などが使われているケースもあります。

これらの薬品が体内に入る事で悪影響が現れる場合があるのです。

一部の大型犬を除き、犬の多くは人間よりも軽い体重しかありません。

そのため、少量の薬品を誤って摂取しただけでも影響が大きく出やすいのです。

特に体の小さな小型犬は注意しましょう。

このように、木のおもちゃならどれでも安全だと言うわけではありません。

噛んでもささくれたり尖ったりせず、薬品も使われていない天然の木のおもちゃがおすすめです。

例えば、リンゴや桃、梨といった果物の木や、桑や椿、桜といった木から作られた噛むおもちゃがあります。

噛む力が強い大きな犬には梨などの硬めの木が良いでしょう。

小型犬には柔らかめの桜の木がおすすめです。

木の材質によって硬さや特徴が異なるので、犬のサイズや噛む力に合わせて選ぶと良いですね。

このように、同じ木のおもちゃでも木の材質や加工方法で安全性が異なります。

天然木で無添加・無着色のおもちゃの方が万が一食べてしまっても害が無く、安全性が高いのでおすすめです。

犬がおもちゃを噛む理由まとめ

犬がおもちゃを噛む理由
  • 犬は噛む欲求を満たしたりストレスを発散するためにおもちゃを噛む
  • 犬は狩猟本能からおもちゃを噛みちぎろうとするので丈夫なおもちゃで遊ばせる
  • おもちゃを与えっぱなしにすることが噛みちぎって壊してしまう要因の一つ
  • 万が一食べてしまっても安全な材質のおもちゃの方が安心
  • 犬の木の噛むおもちゃは天然木で無着色無添加のものがおすすめ

今回は犬がおもちゃを噛む理由についてご紹介しました。皆様の犬の噛むおもちゃ選びの参考にしていただけると幸いです。

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