犬がおやつを食べないのはなぜ?
犬がおやつをすぐに食べないのは?
犬がおやつを食べない時はどうする?
こんな犬がおやつを食べない疑問についてご紹介いたします。
目次
犬がおやつを食べないのはなぜ?
愛犬がおやつを食べないと体調が悪い?病気?と飼い主は心配になってしまうものです。
犬がおやつを食べない理由には病気が原因の場合と病気以外の場合がありますが、まずはどんな理由があるのか考えていきましょう。
安心しておやつを食べられない(恐怖心)
おやつを食べないことに加え、震えている、ハアハアした様子がみられるときはなにかに恐怖を感じている可能性があります。
外で大きな音が鳴ったり、突然の強い雨の音や雷、近所の工事音などを怖がる犬もいます。
臆病な性格の犬は音に敏感なことが多く、音が鳴り止むまでずっと震えてることもあります。
犬が恐怖を感じているときは恐怖心が落ち着くまで待ちましょう。
おやつどころではないので落ち着いて食べられる環境になってからあげてください。
安心しておやつを食べられない(警戒心)
新しいおやつだと食べない、いつもと違うおやつだと食べない場合は、おやつに警戒しているのかもしれません。
新しいおやつに変えると、ニオイや味が変わります。
安全なものなのか、おいしいのわからないのでなかなか食べようとしないことがあります。
新しいおやつを食べないときは、よく食べていたおやつと混ぜてあげるのもおすすめです。
いままでのおやつがない場合は新しいおやつをドッグフードに少しずつ混ぜてあげてみてください。
新しいおやつもおいしいと分かれば好きになってくれるでしょう。
食欲不振
おやつに加えてフードの食べが悪いときは食欲がない可能性があります。
体温調節が苦手な犬は室温や気温に敏感です。
夏は夏バテに、冬は寒さが原因で食欲が低下することがあるので様子をよく観察しましょう。
各季節ごとに室内は適温かどうかこまめに確認しながら様子をみましょう。
おやつの食感を変えると食欲が出ることがありますので、ふやかしたり、細かくしたり、おやつをアレンジして与えてみましょう。
おやつやドッグフードは温めると香りが強くなるので犬の食欲促進に効果が期待できます。
ストレス
おやつを食べないことに加え、手足をよく舐めている、無駄吠えをする場合は犬がストレスを感じているかもしれません。
引っ越しや新しい家族が増えた、散歩や遊びの時間が減ったなどの変化はストレスの原因になります。
人間には些細なことでも犬には大きなストレスになるので、いつもよりたくさんスキンシップをしてあげましょう。
老化
若いうちはよく食べていた犬でも加齢とともに食欲が低下することがあります。
犬も人間と同じように老化により身体のあらゆる機能が衰えていきます。
味覚や嗅覚、噛む力や歯も衰えるためおやつを欲しがらなくなることが多いです。
シニア犬でも食べやすい柔らかいおやつにしてあげる、香りが強いおやつに変更する工夫をしてみましょう。
病気
急におやつを食べなくなった、吐く、下痢をするなどがあれば病気の可能性もあります。
歯周病や口内炎、心臓や気管、胃腸などの不調、フィラリアや回虫症などで食欲は低下します。
いつもよりぐったりしているなど普段と変わった様子はがあればできるだけ早く獣医さんに相談しましょう。
犬がおやつをすぐに食べないのは?
愛犬におやつをあげてもすぐに食べないことがあります。
その場に置く、どこかに持っていくなど犬によって様々ですが、なぜすぐに食べないのでしょう。
いつも同じおやつで飽きている
おやつを咥えて落とす、おやつを受け取らないときにはそのおやつに飽きている可能性があります。
大好きなおやつでも毎日食べ続けていたら犬も飽きてしまいますので、一度おやつを休むのもおすすめです。
何種類かおやつを用意して日替わりで与えてみるのもよいでしょう。
おやつよりも遊びたい
おやつを置いて飼い主のところにくる、おやつを咥えては飼い主の前で落とすを繰り返している場合は飼い主と遊びたがっている可能性があります。
運動不足、飼い主とのコミュニケーション不足と犬が感じているときに多いようです。
おやつを食べず飼い主と遊びたがっているときは、思いきって遊びタイムに変えてしまいましょう。
おやつから一度気分を逸らしてあげるのがおすすめです。
好きなものは取っておきたい
おやつを自分のお気に入りの場所に持っていく、隠すなどの行動をしていたら大好きなおやつをあとでゆっくり味わいたいのかもしれません。
大事な食事を誰にも取られないようにするのは犬の本能です。
毎回おやつを隠す犬には、ゼリーやペーストタイプのおやつを与え、隠せなくする方法もあります。
犬がおやつを食べない時はどうする?
愛犬がおやつを食べないとき、飼い主のわたしたちはどうしたらよいのでしょう。
ドッグフードを食べないとなれば栄養不足が心配になりますが、おやつの場合はどうでしょうか。
犬にとっておやつは、栄養補給と飼い主とのコミュニケーションの役割があります。
ドッグフードをしっかり食べているときは無理におやつを与えなくても問題ないといわれています。
しかし、おやつの時間を愛犬と楽しめたら飼い主としてはうれしいものでもあります。
おやつを食べない犬には、おやつボールやコングを使うのもおすすめです。
ゆらゆらと動き、遊びながら食べられる知育おもちゃです。
おやつは楽しい時間と犬に覚えてもらえます。
愛犬はおやつを遊びながら食べられ、飼い主は愛犬とのコミュニケーションの時間になります。
愛犬にも飼い主にも嬉しい効果が期待できるのが知育おもちゃです。
栄養補給を目的としておやつを与えたいのに食べてくれない。
そんなときはドッグフードにおやつを混ぜて与えてみましょう。
おやつの時間にこだわる必要はありません。
愛犬の健康が第一です。栄養不足にならないようおやつの与え方を工夫してみてください。
犬がおやつを食べないまとめ
- 犬がおやつを食べないのは、精神的な要因と身体的な要因がある
- 老化や病気が原因でおやつを食べないこともあるので食欲以外の変化もよく観察し、気になる様子があれば獣医さんに連れていく
- おやつの食感を変えてみたり、香りを強くしたりして愛犬の食欲を促進させるとおやつを食べるようになる
- おやつを食べないときは無理矢理食べさせず、知育おもちゃなどを使っておやつの時間を楽しむ
今回は犬がおやつを食べない疑問についてご紹介しました。皆様の愛犬の世話の参考にしていただけると幸いです。