HOME>>登山・山登りのストレス解消効果
普段寝起きの悪い人でも早朝にベットから起きて身支度をし、エネルギーを確保するために朝食をしっかり食べ、早々に家を出て太陽の光をたっぷり浴びる。トレッキングに出かける日はこれら3つのプロセスを確実に踏むはずです。
また帰ってきたらその晩はほとんどの人がぐっすり熟睡でき翌朝はすっきり目ざめられるのではないでしょうか。このいい感じの睡眠覚醒リズムこそ体内時計が健全に働いている証拠なのです。
もともと体には地球の自転にうまく適応するように体内時計が備わっています。その正体は時計遺伝子と言われるタンパク質遺伝子でこれらが刻々と増減を繰り返すことで人は覚醒と睡眠、活動と休息のリズムを保っています。
ところが体内時計の設定は実は24時間強なのでマウスを暗闇の環境においておく実験をするとだんだんリズムが後ろ倒しになってきます。これを体内時計のフリーランといいます。
ではなぜ1日24時間周期で生活できるのかというとズレた時間を1日1日リセットしているからなのです。最大のリセット因子は朝の太陽の光と朝食で、つまり山登り、トレッキングの日の朝はリセット因子をばっちりカバーすることができるのです。
蛍光灯の光、不規則な食事、休日の寝坊、現代社会の普段の生活環境では体内時計は乱れがちです。定期的にトレッキングにでかけ、体内リズムを正しく作動させるようにしましょう。
パーティーを組むような大掛かりな登山ではすべての行程を3つに分割して考えます。一つは準備、一つは登山、一つは帰ってきてからの情報整理。このうち山登りの成功不成功を決めるのは準備というプロセスになります。
地図を検討してルートを決め、コースタイムを考えるような自分が主体となって計画を立てるという行為がとても重要で全てが成功してかえってきたときには充足感に満たされるもので自分に自信がつきます。これがいわゆる自己効力感です。
また山登り中に万が一道に迷ったらどのような行動をとるべきなのか決断力が要求されます。脱優柔不断は普段の仕事の決断力などにもつながるものでもあります。
山登りはメンタル面にも非常に効果的で刻々と変わる景色、木々の葉擦れの音、草いきれ、柔らかな土の感触、湧水の甘さ、山では視覚、聴覚、嗅覚、触感など五感がフルに稼働し本能が目ざめる感覚を味わうことができます。命の洗濯とはまさにこのようなことで帰ってくると嫌味な上司の言葉や生意気な部下の態度もさらりと流せるようになりますので不思議なものです。
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